Futsal News Soccer News

浦和が大逆転でベスト4進出!/ACL準々決勝

[2017/09/14 Thu]

 13日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017準々決勝・セカンドレグが行われ、浦和レッズ(日本)と川崎フロンターレ(日本)が対戦した。

 ファーストレグでは川崎がホームで3-1と勝利を収めており、川崎はこの試合に敗れても点差次第ではベスト4進出となる優位な立場でセカンドレグを迎えた。一方の浦和は、ベスト4進出に向けて最低でも2ゴールが必要な状であり、ホームの大声援を背に、大逆転を信じて戦うしかない。

 先手を取ったのはアウェイの川崎だった。19分、中村からのロングパスをエウシーニョが追いかける。飛び出してきた浦和GK西川周作の前で、伸ばした長い足が触れたボールはそのままゴールへ吸い込まれた。追いかける展開となった浦和もホームの大声援に応える。35分、スルーパスに抜け出した興梠がゴールを決めて1-1、2試合合計2-4とする。すると38分、川崎に悪夢が訪れる。DF車屋の振り上げた足が興梠の顔面に当たり、この行為が著しく不正と判定されて退場処分になる。左DFを失った川崎は中村に代えて田坂祐介を投入せざるを得なくなった。

 後半、数的優位の浦和が立ち上がりから猛攻を仕掛ける。高木俊幸の強烈なミドルシュートはわずかに枠の外だったが、その後もラファエル・シルバ、柏木らが積極的にゴールを狙っていく。しかし、川崎GKチョン・ソンリョンのファインセーブに中々追加点を奪えない。ようやく70分、右CKからズラタンがヘディングで合わせて2-1、2試合合計3-4とした。さらに84分、浦和はペナルティエリア内からラファエル・シルバが右足を一閃。3-1、2試合合計4-4で、ついにスコアを振り出しに戻した。勢いの止まらない浦和は、直後の85分、高木が浮き球を冷静に決めて4点目を奪い、2試合合計5-4でとうとう逆転に成功した。試合はこのまま終了し、セカンドレグを4-1で浦和が勝利を収め、2試合合計5-4の大逆転でACLベスト4進出を決めた。

 この結果、浦和は準決勝で上海上港(中国)との対戦が決定。ファーストレグは9月27日にアウェイで、セカンドレグは10月17日にホームで行われる。

----------
【スコア】
浦和レッズ 4-1(2戦合計:5-4) 川崎フロンターレ

【得点者】
0-1 19分 エウシーニョ(川崎フロンターレ)
1-1 35分 興梠慎三(浦和レッズ)
2-1 70分 ズラタン(浦和レッズ)
3-1 84分 ラファエル・シルバ(浦和レッズ)
4-1 85分 高木俊幸(浦和レッズ)

 一覧に戻る


INFO.