Futsal News Soccer News

モドリッチがバロンドール初受賞!初代女子バロンドールはヘーゲルベルク!

[2018/12/04 Tue]

 3日、フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」は2018年バロンドールなどを発表した。

 まず、1956年に創設され、“世界一”の選手に贈られるバロンドールは、レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチが受賞した。現在33歳のモドリッチは昨シーズン、レアル・マドリードでチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に貢献し、今夏に行われたロシアW杯では、キャプテンとしてクロアチア代表を準優勝に導き、大会最優秀選手であるゴールデンボール賞に輝いている。そして、この活躍から欧州サッカー連盟(UEFA)と国際サッカー連盟(FIFA)の年間最優秀選手賞にもそれぞれ選出され、今回のバロンドールとあわせて個人3冠を達成した。

 同賞は、2010年にはFIFAとのパートナーシップにより、名称を“FIFAバロンドール”としていたが、契約満了に伴い2016年から「フランス・フットボール」主催のバロンドールが復活。最終候補者の発表は廃止され、30名の候補者からジャーナリストのみの投票によって選ばれる。今回の授賞式は2019年はじめに実施される予定となっている。なお、過去にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス)が独占していたが、2007年以来11年ぶりに両者以外の受賞となったうえ、2007年から12年連続でトップ3を守ってきたメッシは今回5位となり、トップ3入りを逃した。

 そして、今年から新設されたバロンドール 女子部門には、リヨンに所属するノルウェー代表FWアーダ・ヘーゲルベルグが選出された。

 ヘーゲルベルグは1995年生まれの23歳でノルウェー代表のエースとして活躍。所属するリヨンでは15ゴールを決めて、女子CL3連覇に大きく貢献した。15名の候補者には、日本女子代表(なでしこジャパン)でリヨンに所属するDF熊谷紗希もノミネートしていたが受賞を逃した。熊谷はなでしこジャパンのアジアカップ制覇に貢献し、ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2018 女子最優秀選手賞候補10名にも名を連ねていた。

 さらに、同じく今年から新設された21歳以下の選手を対象とした若手版バロンドールである”コパ・トロフィー”には、パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペが受賞した。

 現在19歳のムバッペは、ロシアW杯でフランス代表の10番を背負い、全7試合に出場して4得点を記録。そして、決勝戦(対クロアチア)でもゴールを決めてフランス代表の優勝に貢献し、大会最優秀若手選手に選ばれていた。今シーズンはここまで公式戦15試合で14得点をマークしている。また、バロンドール候補者30名にも名を連ねていた。なお、コパ・トロフィー候補者10名には、日本代表FW堂安律も選ばれていたが、惜しくも受賞とはならなかった。

ーーーーーーーーーー
■バロンドール(カッコ内は現在の所属クラブ)
1位 ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/クロアチア代表)
2位 クリスティアーノ・ロナウド(ユヴェントス/ポルトガル代表)
3位 アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/フランス代表)

ーーーーーーーーーー
■女子バロンドール(カッコ内は現在の所属クラブ)
1位 アーダ・ヘーゲルベルグ(リヨン/ノルウェー代表)
2位 ペルニール・ハーダー(ヴォルフスブルク/デンマーク代表)
3位 ジェニファー・マロジャン(リヨン/ドイツ代表)

 一覧に戻る


INFO.