トッテナムは初、リヴァプールは2年連続で準決勝進出！／CL2019

[2019/04/18 Thu]

　17日、チャンピオンズリーグ（CL）準々決勝セカンドレグが行われ、リヴァプールとポルト、トッテナムとマンチェスター・シティがそれぞれ対戦した。

　まずは、アウェイのファーストレグを0－2の完封負けを喫したポルトのホームで行なわれた試合から。後がないポルトが試合早々から攻め続ける。しかし、ゴールは遠く先制できない。すると26分、モハメド・サラーがペナルティーエリア左からシュートを放つと、ファーサイドにいたサディオ・マネが右足で合わせてゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定となった。ところが、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）の介入の結果、ゴールが認められてリヴァプールが先制した。前半は、このままリヴァプールが1点リードで終えた。

　後半もリヴァプールの勢いは衰えない。65分、右サイドからのスルーパスをサラーがGKとの1対1となると、きっちりと冷静にゴールを決めて貴重な追加点を挙げた。2試合合計4点ビハインドとなったポルトだが、直後の69分、左CKをエデル・ミリトンがヘディングで合わせて1点を返す。しかしながら、リヴァプールの攻撃を止められない。77分、ロベルト・フィルミーノがクロスボールをヘディングシュート。再びリヴァプールが2点差に広げる。さらに84分、左CKをニアにいたマネがヘディングですらすと、ファーサイドでフリーになったフィルジル・ファン・ダイクがヘディングで押し込んで試合を決定付ける4点目を奪った。このまま試合終了。リヴァプールが連勝を飾り、2年連続で準決勝に駒を進めた。

　続いて、壮絶な打ち合いとなった試合。アウェイのファーストレグを0－1で落としたマンチェスター・Cがホームで逆転を目指すと、4分、ペナルティーエリア左でパスを受けたラヒーム・スターリングが右足を振り抜くと、シュートをゴール右隅に収まり、貴重な先制点を奪った。これで2試合合計で振り出しに戻したが、ファーストレグで決勝ゴールを挙げたソン・フンミンがこの試合も輝く。7分、こぼれ球を右足ダイレクトで蹴り込み、トッテナムの同点ゴールが決まる。さらに10分、ペナルティーエリア左でパスを受けると右足からゴール右隅に沈めて逆転した。ところが、マンチェスター・Cも黙ってはいない。直後の11分、ベルナルド・シルヴァがペナルティーエリア右からシュートを放つと、相手DFに当たりコースが代わってそのままゴールに収まった。さらに21分、絶妙なグラウンダークロスをファーサイドにいたスターリングが合わせて再びマンチェスター・Cが勝ち越して前半を終えた。

　後半、アウェイゴール数により逆転突破にはもう1点が必要なマンチェスター・Cが猛攻を仕掛ける。59分、ペナルティーエリア右でパスを受けたセルヒオ・アグエロがニアを強烈な右足シュートで貫き、2試合合計で4－3と逆転する貴重な追加点を決めた。しかしながら、73分、左CKからフェルナンド・ジョレンテが競り合い、体でゴールに押し込みトッテナムが4点目を決める。VARよりハンドリングの指摘があるも、ゴールが認められてマンチェスター・Cは再びアウェイゴール数により敗退の危機に陥った。後半アディショナルタイム3分、スターリングがゴールネットを揺らすもVARの結果、オフサイドの判定となりゴールならず。4－3で試合終了を迎え、セカンドレグを落としたものの、トッテナムがアウェイゴール数でマンチェスター・Cを下し、クラブ史上初のCL4強を勝ち取った。

　準決勝は、トッテナムとアヤックス、バルセロナとリヴァプールがそれぞれ対戦し、ファーストレグは30日（火）と5月1日（水）に行われる。

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【スコア】
ポルト　1－4（2試合合計：1－6）　リヴァプール

【得点者】
0－1　26分　サディオ・マネ（リヴァプール）
0－2　65分　モハメド・サラー（リヴァプール）
1－2　69分　エデル・ミリトン（ポルト）
1－3　77分　ロベルト・フィルミーノ（リヴァプール）
1－4　84分　フィルジル・ファン・ダイク（リヴァプール）

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【スコア】
マンチェスター・C　4－3（2試合合計：4－4）　トッテナム

【得点者】
1－0　4分　ラヒーム・スターリング（マンチェスター・C）
1－1　7分　ソン・フンミン（トッテナム）
1－2　10分　ソン・フンミン（トッテナム）
2－2　11分　ベルナルド・シルヴァ（マンチェスター・C）
3－2　21分　ラヒーム・スターリング（マンチェスター・C）
4－2　59分　セルヒオ・アグエロ（マンチェスター・C）
4－3　73分　フェルナンド・ジョレンテ（トッテナム）