マンチェスター・ユナイテッド、インテルらが突破! / EL2020
[2020/08/07 Fri]
5日と6日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ノックアウトステージ2回戦 セカンドレグ(6試合)と一発勝負のシングルレグ(2試合)が行われた。
2016-17シーズン以来の同大会制覇を狙うマンチェスター・ユナイテッドは、ホームでLASKリンツと対戦した。ファーストレグは5-0でマンチェスター・ユナイテッドが制していて、この試合もがっちり主導権を握る展開となった。ところが55分、DFフィリップ・ヴィージンガーの強烈なミドルシュートがゴールネットに突き刺さり、LASKリンツが先制点を奪う。これで目が覚めたのか、57分にMFジェシー・リンガード、88分にFWアントニー・マルシャルのゴールでマンチェスター・ユナイテッドが逆転に成功。2試合合計スコアを7-1として、ベスト8進出を決めた。
インテルとヘタフェの一戦は、ファーストレグが新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の影響で中止となったため、ホームアンドアウェイ方式ではなく一発勝負で勝敗を決めるシングルレグ形式に変更された。負ければ終わりのためけん制し合いいながらも、序盤はヘタフェのペースで試合が進んだ。しかし、先手を取ったのはインテルだった。33分、FWロメル・ルカクの左足シュートが決まり、先制した。前半はインテルの1点リードで終えると、後半はインテルペースで試合が進む。ヘタフェはPKという絶好の同点のチャンスを獲得するもFWホルヘ・モリーナが失敗するなど、この日はゴールが遠かった。すると83分、逆にインテルが途中出場のMFクリスティアン・エリクセンのゴールで突き放し、試合を決定付けた。そして、2-0で勝利を収めたインテルが次のステージにコマを進めている。
MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属するフランクフルトはアウェイでバーゼルと対戦した。ファーストレグを0-3で敗れているフランクフルトは大量得点での勝利が必要だったが、中々1点を奪うことができずに時計の針だけが進んでいく苦しい展開となる。すると終了間際、バーゼルがゴールを奪い、万事休す。1-0でバーゼルが勝利を収め、2試合合計4-0で準々決勝進出を決めた。なお、鎌田は先発出場を果たし、長谷部は後半から途中出場を果たしている。
結果と準々決勝の対戦カードは以下の通り。
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■結果
▽ホームアンドアウェイ方式 ※カッコ内は2試合合計スコア
シャフタール 3-0(5-1) ヴォルフスブルク
コペンハーゲン 3-0(3-1) イスタンブール・バシャクシェヒル
マンチェスター・U 2-1(7-1) LASKリンツ
レヴァークーゼン 1-0(4-1) レンジャーズ
バーゼル 1-0(4-0) フランクフルト
ウルヴァーハンプトン 1-0(2-1) オリンピアコス
▽シングルレグ方式
インテル 2-0 ヘタフェ
セビージャ 2-0 ローマ
◼︎準々決勝 対戦カード
▽10日(月)
インテル vs レヴァークーゼン
マンチェスター・U vs コペンハーゲン
▽11日(火)
ウルヴァーハンプトン vs セビージャ
シャフタール vs バーゼル