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PCR検査の“空白期間”対応を策定 / Jリーグ

[2020/08/12 Wed]

 11日、Jリーグと日本野球機構(NPB)は、「第13回新型コロナウイルス対策連絡会議」を実施した。

 会議終了後に斉藤惇NPB会長と村井満Jリーグチェアマン、そして専門家チーム議長である賀来満夫氏(東北医科薬科大学)が会見に出席した。Jリーグは、2週間に1度のPCR検査の合間に選手や関係者に陽性反応者が出たり、陽性者や濃厚接触者を判定するまでの"空白期間"と試合開催タイミングが重なり、急きょ中止の判断をするケースが出ていた。そのため同日の会議では、「今後も起こりうるとして、我々独自に保健所の判断が出るまでの空白期間にどういった判断をするのか、どうやって試合開催をしていくのか」が議論されたという。

 そして、2週間に1度のPCR検査をさらに短期間で実施するなどの検討について、村井チェアマンは、「毎試合前に確認することが一番かもしれませんが、56クラブすべてが検体を提出して検査、ということはスピード面で現実的に問題もあります。独自のガイドラインで陽性者と濃厚接触疑いのある人間を隔離して、そこに対して毎日検査をするなど、陽性者発覚後の対応の組み合わせが今日の議論となりました」と説明し、賀来氏からの助言にもある多角的な検査を導入しつつ、"空白期間"についてリーグとしてのガイドライン策定を進める方針を示した。

 保健所の判断が出る前に独自のガイドラインに応じて開催をすることもあるのかという問いに対しては、村井チェアマンは「保健所が我々のスケジュールに合わせて確認することは現実、難しいです。我々がリスクを飲み込んで開催する可能性はあります。もちろん我々の基準だけでなく、社会規範なども鑑みて、専門家の意見も交えてやっていきます」と回答した。さらに、濃厚接触者の判定については「開催数時間前に陽性判定が出るケースもありました。直前は一緒に移動、ミーティングをしている時間となります。まずはチーム内でのリスクマネジメント。濃厚接触疑いという定義を認めて、そのリスクマネジメントをしているのが現状ですが、つぶさに分析もしており、濃厚接触の輪郭も見えてきたので、空白期間はそれを運用し、保健所に聞けるタイミングでうかがう、ということが大事になります。濃厚接触疑いを排除することで、開催できると考えています」としている。

 そして、賀来氏からは「ゼロリスクは無いことが大前提となります。行動記録や状況をしっかりと確認した上でやっていくしかありません。接触の程度など、総合的な判断になります。記者会見をしている理由もそこにあると思います。保健所に判断が仰げなかった時の対応をメディアの皆さんからも伝えていただきたい。そういったことを踏まえて社会を回していくということ、社会に届けるということを皆さんにお願いしたいと思います」と、判断基準を作り、それをしっかりと運用していくことへの一般的な理解が求められた。

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