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日本代表の2020年初試合は10月にオランダで!

[2020/09/14 Mon]

 11日、日本サッカー協会(JFA)は、日本代表がオランダ(都市未定)で10月9日(火)にカメルーン代表、13日(火)にコートジボワール代表とそれぞれ国際親善試合を実施すると発表した。

 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、2019年12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権を最後に試合をできていなかった。そして、日本での開催は入国制限や行動制限があって、いまだ難しい状況が続いているため、2020年初の活動は欧州となった。また、開催場所がオランダとなった理由は、他国に比べてオランダの感染が爆発的に増えなかったこと、かつオランダが日本からの渡航を現段階では制限していないこと、そしてヨーロッパ内で活動する選手が集まりやすい場所であること、活動後にヨーロッパ各国に戻った際に自主待機などが必要ないこと、などと説明された。もちろん、スペインやフランスなどで感染者再拡大の傾向があるため、あくまでも「現段階」ということをオンライン会見に臨んだ反町康治技術委員長が強調されていた。

 また、選手招集については、10月がインタナショナルマッチウィークとなるため、各国協会からの招集にクラブは派遣する義務が生じる。反町委員長も「日本代表はその時のベストが呼ばれることが当然」と話したが、特にJリーグなど国内でプレーしている選手については「当初からクラブは協力してくれるとは言ってくれているが、この状況下で呼ぶべきかは答えられないところ」と、イレギュラーなシーズンとなっており、インターナショナルマッチウィークにも試合を組んでいるJリーグへの配慮の可能性も示している。

 そして、対戦相手はアフリカの強豪国2カ国となったが、ヨーロッパはネーションズリーグ、南米はワールドカップ予選が開催されることもあり、北中米カリブ海もしくはアフリカ各国で調整していたという。その中で反町委員長は、「10、11月は予選が延期になり、現場と確認したが、せっかくの機会なので、インターナショナルマッチウィークを活用して活動したいと。1年弱活動できていない中、選手の状態を知りたいのは当然ですし、そういった機会を設けるのが私たちの仕事。急ピッチでやっとここまでたどり着いた状況です。最初は無理だと匙を投げられてもおかしくないところから、何とか頑張ってこられた。なので、何とか成功させたいですし、有意義な活動だったと振り返る機会にしたい」と意欲を示した。

 開催都市は現在未定だが、無観客試合として、会場や滞在場所も1カ所に限定することで移動のリスクが伴わない場所を候補として選定している。また、11月にも予定されているインターナショナルマッチウィークも欧州開催とするかについては、「(インターナショナルマッチウィークを)活用したいとは思っているが、ヨーロッパかどうかも含めて未定です。まずは10月」と、オランダでの2試合を成功させることに集中するとした。

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