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バイエルンがティグレスを下して2度目の制覇! / FIFAクラブW杯

[2021/02/12 Fri]

 11日、FIFAクラブワールドカップ カタール 2020決勝戦が行われ、欧州サッカー連盟(UEFA)王者バイエルン(ドイツ)と北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)王者ティグレス(メキシコ)が対戦した。

 大会初出場のティグレスだが、準決勝で南米サッカー連盟(CONMEBOL)王者パルメイラス(ブラジル)を破り、CONCACAF王者として初のファイナリストとなった。一方のバイエルンは、7大会ぶり2度目の優勝を狙っている。

 なお、バイエルンは試合当日に、MFトーマス・ミュラーが新型コロナウイルス(COVID-19)陽性判定を受けて離脱した。なお、ミュラー以外のチーム関係者は再検査を受け、全員の陰性を確認して決勝戦に臨んだという。

 試合開始直後からお互いにチャンスを掴むが、徐々にバイエルンが主導権を握り始める。18分、MFジョシュア・キミッヒがペナルティーエリア手前右から強烈なミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、バイエルンが先制したかに思われたが、ゴール前でシュートを避けたFWロベルト・レヴァンドフスキのオフサイドの判定となり、ゴールを認められなかった。その後もバイエルンペースで試合は進むが、ゴールネットは揺れず、スコアレスで前半を終えた。

 後半もバイエルン主導が続くと、とうとう59分にスコアが動いた。ペナルティーエリア手前右のキミッヒからのクロスボールをレヴァンドフスキがヘディングで合わせる。このシュートはGKグスマンにブロックされるもののこぼれ球をDFベンジャマン・パヴァールが押し込んだ。主審はレヴァンドフスキのオフサイドと判定したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入により、最終的にはゴールが認められ、バイエルンが待望の先制点を奪った。1点を追うティグレスだが、中々チャンスを創れず、1-0のまま試合終了。

 終始優位に試合を進めたバイエルンが、2013-14シーズン以来7年ぶり2度目となる大会制覇を果たした。この結果、バイエルンは2009年のバルセロナ以来、史上2チーム目の年間6冠(ブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグ、ドイツ・スーパーカップ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブW杯)を達成した。

 また、大会最優秀選手(MVP)には、2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)を手にした、バイエルンに所属するポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキが輝き、ゴールデンボールを手にした。

 なお、同日行われたアフリカサッカー連盟(CAF)王者アル・アハリ(エジプト)とパルメイラスの3位決定戦は、スコアレスのままもつれ込んだPK戦をアル・アハリが制して、2006-07シーズン以来13ぶりとなる2度目の3位入りを果たしている。

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【スコア】
バイエルン 1-0 ティグレス

【得点者】
1-0 59分 ベンジャマン・パヴァール(バイエルン)

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