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横浜が貴重な勝点1で最下位を脱出し、残留を決める! / F1リーグ

[2021/02/22 Mon]

 19日から21日、Fリーグ2020-2021 ディビジョン1(D1)7試合が駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われた。

 これで今シーズンすべての試合が終わるはずだったが、18日(木)に立川・府中アスレティックFCの山田マルコス勇慈監督に発熱の症状があり、PCR検査を行うことになった。しかし、19日(金)の湘南ベルマーレ対立川・府中アスレティックFC(16時半キックオフ予定)までに結果が確認できないため、同試合の再延期が決定された。検査の結果は陰性だったため、体調不良の山田監督はベンチ入りせず、20日(土)は予定通り試合が行われた。そのため、3位から5位は順位が確定しなかった。

 勝点差1で残留争いを繰り広げているボアルース長野(勝点9/消化試合数20)とY.S.C.C.横浜(勝点8/消化試合数21)。消化試合数の少ない長野は、19日(金)にシュライカー大阪、21日(日)に湘南ベルマーレとそれぞれ対戦した。いずれかの試合で勝利すれば自力で残留を決められた長野だったが、大阪には4-0、湘南には6-2とともに4点差をつけられ、2連敗で今シーズンを終えた。この結果、横浜は長野を得失点差で上回っているため、引き分け(勝点1)以上なら自力で残留を決められる状況で最終戦に臨めることとなった。

 横浜の最終戦の相手はエスポラーダ北海道。一進一退の攻防で膠着状態が続く。残留に向けて球際を激しく寄せる横浜は累積ファウルが溜まる、しかし、先手を取ったのはその横浜。15分52秒、右サイドから下げたボールをセンターサークル内で受けたFP川崎柊音が左サイドへ持ち上がると、北海道DFに寄せられる前にゴール前へ走り込んだFP笠篤史へピンポイントパス。笠は右足インサイドでゴールに流し込み、横浜はF1残留へ貴重な先制ゴールを手にした。ところが、直後の16分41秒、キックインから一瞬のスキを突かれ、同点に追い付かれてしまう。そして、1-1のままハーフタイムを迎えた。2ndピリオドもお互い一歩も譲らない展開と球際の激しい横浜スタイルは変わらず、累積ファウルが溜まっていく。すると、残り58秒、とうとう横浜が6つ目の累積ファウルを犯してしまう。キッカーは北海道キャプテンFP水上玄太。シュートコースを狭めるためにタイミングを合わせて飛び出した横浜GK後村祐樹が体に当ててセーブした。しかし、競技規則の改正により10mマークから5mのところに引かれたラインを一歩早く出てしまい、後村には距離不足により警告が示された上、キックは再び行われることになる。再び訪れてしまったピンチに横浜ベンチは後村を信じて祈りしかなかった。今度は足元のラインできっちりと止まってコースを消した後村に対して、2度目もキッカーを務めた水上はグラウンダーでゴール左下を狙う。このシュートはゴール左へ外れ、会場に後村の雄叫びが響いた。そして、その後も横浜は全員で北海道の攻撃に耐え凌ぎ、1-1で試合終了。勝点1を手にした横浜が、最終戦で最下位を脱出し、F1残留を決めた。

  結果、順位表は以下の通り。

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■結果
シュライカー大阪 4-0 ボアルース長野
ボルクバレット北九州 3-6 バルドラール浦安
フウガドールすみだ 4-4 名古屋オーシャンズ
ペスカドーラ町田 2-4 立川・府中アスレティックFC
シュライカー大阪 3-1 バサジィ大分
湘南ベルマーレ 6-2 ボアルース長野
Y.S.C.C.横浜  1-1 エスポラーダ北海道

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■順位表
1位 名古屋(勝点59/得失点差+44/試合数22) ☆優勝
2位 大分(勝点45/得失点差+34/試合数22) ※順位確定
3位 町田(勝点40/得失点差+14/試合数22)
4位 立川・府中(勝点39/得失点差+9/試合数21)
5位 湘南(勝点36/得失点差+22/試合数21)
6位 すみだ(勝点33/得失点差+2/試合数22) ※順位確定
7位 大阪(勝点30/得失点差+5/試合数22) ※順位確定
8位 浦安(勝点28/得失点差-1/試合数22) ※順位確定
9位 北九州(勝点26/得失点差-11/試合数22) ※順位確定
10位 北海道(勝点18/得失点差-12/試合数22) ※順位確定
11位 横浜(勝点9/得失点差-40/試合数22) ※順位確定
12位 長野(勝点9/得失点差-66/試合数22) ※順位確定

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■未消化の対戦カード
湘南 vs 立川・府中

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