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決勝戦はレアル・マドリードvsアスレティック・ビルバオ! / スーペルコパ

[2022/01/14 Fri]

 12日と13日、スーペルコパ・デ・エスパーニャ 準決勝が行われた。

 先に行われたバルセロナとレアル・マドリードの一戦は、一進一退のシーソーゲームとなる。25分、相手DFの隙を突いてハーフウェイライン付近でレアル・マドリードがボールを奪うと、FWカリム・ベンゼマのスルーパスにFWヴィニシウスが反応してトップスピードで抜け出す。最後は相手DFを抱えながらもゴールへ流し込み、レアル・マドリードが先制した。先手を奪われたバルセロナだが、徐々に流れを引き寄せ始めると41分、FWデンベレからのクロスボールを相手DFがクリアすると、それに詰めていたFWルーク・デ・ヨングに当たったボールはそのままゴールへ吸い込まれた。なかなか攻撃の歯車が嚙み合わなかったバルセロナだが、ラッキーな形でなんとか前半のうちに追いつき、ハーフタイムを迎えることができた。

 後半は一転してバルセロナペースで試合が進む。ところが、後半も先にスコアを動かしたのはレアル・マドリードだった。72分、ベンゼマのシュートをGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが弾き返すも、こぼれ球にDFダニエル・カルバハルがすばやく反応する。しかしながら、これもテア・シュテーゲンにセーブされるが、最後はベンゼマが押し込み、ゴールネットを揺らした。ペースを握りながら勝ち越しを許したバルセロナは、84分、DFジョルディ・アルバからのクロスボールに途中出場のFWアンス・ファティがヘディングで合わせた。ケガから11カ月ぶりに復帰した10番のチームを救う同点ゴールでバルセロナが再び追い付くと、2-2のまま90分が終了。試合は延長戦へともつれ込む。

 そして迎えた98分、カウンターからチャンスを作ったレアル・マドリードが4対2という数的優位な局面を創り出した。そして最後は、MFフェデリコ・バルベルデが今シーズン公式戦初ゴールを決めて、またもやレアル・マドリードがリードを手にした。直後から猛攻を仕掛けるバルセロナだったがGKクルトワの前にあと一歩が届かず、2-3で試合終了。レアル・マドリードが延長戦の末に宿敵バルセロナを下してエル・クラシコ5連勝で決勝戦へとコマを進めた。

 もう一つの準決勝は、ラ・リーガ王者アトレティコ・マドリードとコパ・デル・レイ準優勝アスレティック・ビルバオの一戦。序盤から膠着状態が続くと、スコアレスで前半を終える。

 後半も膠着した展開が続くが、62分についに均衡が崩れた。CKをFWジョアン・フェリックスがヘディングで合わせると、シュートは一度ポストに阻まれるもGKウナイ・シモンに当たってゴールラインを割り、オウンゴールという形でアトレティコ・マドリードが先制した。アンラッキーな形で先手を許したビルバオだったが、77分、こちらもCKからDFイェライ・アルバレスがドンピシャで合わせて振り出しに戻した。勢い付いたビルバオは、81分、再びCKからチャンスを迎える。クリアボールのこぼれ球に途中出場のFWニコ・ウィリアムスが反応すると、左足から放たれたシュートは混戦の中を抜けてゴールネットを揺らし、見事ビルバオが逆転した。必死に追いかけるアトレティコ・マドリードだったが追い付けず、1-2で試合終了。アスレティック・ビルバオが大会2連覇をかけてファイナルに挑むこととなった。

 決勝戦は、16日に行われ、レアル・マドリード対アスレティック・ビルバオの対戦となった。

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【スコア】
バルセロナ 2-3 レアル・マドリード
【得点者】
0-1 25分 ヴィニシウス(レアル・マドリード)
1-1 41分 ルーク・デ・ヨング(バルセロナ)
1-2 72分 カリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)
2-2 84分 アンス・ファティ(バルセロナ)
2-3 98分 フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリード)

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【スコア】
アトレティコ・マドリード 1-2 アスレティック・ビルバオ
【得点者】
1-0 62分 オウンゴール(ウナイ・シモン/アトレティコ・マドリード)
1-1 77分 イェライ・アルバレス(アスレティック・ビルバオ)
1-2 81分 ニコ・ウィリアムス(アスレティック・ビルバオ)

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