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日本代表MF鎌田&長谷部のいるフランクフルトがレンジャーズを下して優勝! / UEL2022

[2022/05/19 Thu]

 18日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)・決勝戦が行われた。

 優勝を果たした1979-80シーズン(当時は前身大会であるUEFAカップ)以来の決勝戦進出となった、日本代表MF鎌田大地と元日本代表MF長谷部誠の所属するフランクフルト(ドイツ)と、1971-72シーズン以来50シーズンぶりのUEFA主催大会の頂点を目指すレンジャーズ(スコットランド)が対戦した。

 序盤から一進一退の攻防で接戦の様相を魅せると、お互いフィニッシュが決まらず膠着状態が続く。すると、スコアが動かないままハーフタイムを迎えた。

 スコアレスで迎えた後半は、フランクフルトが流れを掴み始めるもゴールには至らない。すると57分、GKと1対1のビッグチャンスを掴んだアリボが冷静に左足でゴールネットを揺らしてレンジャーズが先手を奪った。さらに、この失点シーンで足を滑らせて転倒したトゥータがプレーを続けられず、長谷部がピッチに送り出された。アクシデントがありながらも、追いかけるフランクフルトは攻勢に出る。すると69分、左サイド深い位置からの低い弾道で速いクロスボールにボレがダイレクトで合わせてフランクフルトがスコアを振り出しに戻した。その後、ともにチャンスは創り出すもののゴールにはつながらないまま90分が終了して延長戦へと突入した。

 一進一退の攻防は延長戦も続き、120分でも決着がつかず勝負はPK方式へと委ねられた。お互い3人目まで成功して迎えた4人目。先攻レンジャーズのキックをGKトラップが足でファインセーブすると、フランクフルトは5人全員が成功させて勝負あり。フランクフルトが、42シーズンぶり2度目となるUELチャンピオンに輝いた。なお、鎌田は先発フル出場を果たしたうえPK方式でも3人目のキッカーを務め、長谷部は1点を追い掛ける場面で急きょ途中出場を果たすとキャプテンマークを付けて、追いかけるチームに安定感をもたらした。そして、日本人選手がUEL優勝を経験するのは、2001-02シーズンに元日本代表MF小野伸二がフェイエノールトの一員として、前身大会であるUEFAカップを勝ち取って以来20年ぶりの快挙となった。

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【スコア】フランクフルト(ドイツ) 1(PK5-4)1 レンジャーズ(スコットランド)
【得点者】
 0-1 57分 ジョー・アリボ(レンジャーズ)
 1-1 69分 ラファエル・サントス・ボレ(フランクフルト)

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