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スーパー杯とUCL GSで“セミオートオフサイドテクノロジー”導入 / UEFA

[2022/08/05 Fri]

 4日、欧州サッカー連盟(UEFA)は、2022-23シーズンのUEFAスーパーカップとUEFAチャンピオンズリーグ(UCL) グループステージ(GS)で、“セミオートオフサイドテクノロジー(SAOT)”の導入を発表した。

 “SAOT”とは、スタジアムに設置された12台の専用カメラで、ボールと各選手の29カ所のポイント(手や足など)を1秒間に50回追跡し、ボールと各選手のピッチ上における正確な位置を算出するテクノロジー。また、それに加えてボール内部に設置されたセンサーが1秒間に500回データを送信することによって、正確なキックポイント(蹴った瞬間と位置)を検知することが可能になるという。

 これらのデータを組み合わせた上で、人工知能を用いて選手がオフサイドポジションでボールを受けた場合に、ビデオオペレーションルームにいるビデオマッチオフィシャル(映像担当の審判員)にオフサイド通知が届く仕組みとなっている。ビデオマッチオフィシャルには、受け取った通知をピッチ上の審判員に伝達する前に、自動的に選択されたキックポイント及びオフサイドラインを確認するという作業が必要となるものの、この作業は数秒以内で完了することが可能だとされている。そのため、これまでよりも早くオフサイドの判定を下せるという。なお、11月に開催されるFIFAワールドカップ カタール 2022でもこの“SAOT”導入が検討されている。

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