神戸が見事な連係プレーで浦和を下し、念願の初優勝へ前進 / J1リーグ
[2023/11/13 Mon]
11日、明治安田生命J1リーグ 第32節が行われた。
首位を走るヴィッセル神戸は、アウェイで3位浦和レッズと対戦した。一進一退の攻防で膠着状態が続き、スコアレスで迎えた54分、浦和が日本代表(SAMURAI BLUE)に選出されているMF伊藤敦樹が負傷退場するアクシデントに見舞われる。すると、72分、右奥からのセットプレーから厚みのある攻撃を魅せた神戸が、最後はDFマテウス・トゥーレルがヘディングシュートでゴールネットを揺らし、待望の先制点を手にする。ところが後半アディショナルタイム1分、ミスを見逃さず左サイド奥でボールを奪ったFWホセ・カンテがFWブライアン・リンセンとのワンツーから右足シュートでゴール左下に決めて、浦和が土壇場で追い付いた。さらに、後半アディショナルタイム6分、右サイドからのFKを得ると、GK西川周作もゴール前に上がり、勝ち越しゴールを狙った。ところが、このFKを神戸GK前川黛也が抜群のポジショニングからキャッチすると、すかさずパントキックで最前線のFW大迫勇也へ送る。これをきっちりと収めた大迫はDFがプレスに来ないことを確認するや否や約45m先の無人のゴールへ蹴り込み、神戸が勝ち越しゴールを決めて1-2で試合終了。神戸は2試合ぶりの白星で念願のJ1初優勝に向けてまた一歩前進した。一方、浦和は逆転優勝の可能性が消滅している。
2位横浜F・マリノスは、ホームでセレッソ大阪と対戦した。横浜FMがペースを掴み、押し込む展開が続くと、41分、FWヤン・マテウスのヘディングシュートで先制し、さらに前半アディショナルタイム1分、エウベルの右足ダイレクトでリードを2点としてハーフタイムを迎えた。後半は一進一退の攻防でお互い得点を決められず、2-0で試合終了。横浜FMはリーグ戦3連勝を飾り、首位神戸を勝点差2でピタリと追走している。
今節の結果、順位表および次節の対戦カードは以下の通り。
▼△▼△▼△▼ 試合結果 ▼△▼△▼△▼
北海道コンサドーレ札幌 0-0 サンフレッチェ広島
ベルマーレ湘南 2-1 名古屋グランパス
アルビレックス新潟 0-0 FC東京
鹿島アントラーズ 1-1 柏レイソル
ガンバ大阪 1-2 アビスパ福岡
サガン鳥栖 1-3 横浜FC
横浜F・マリノス 2-0 セレッソ大阪
川崎フロンターレ 3-3 京都サンガF.C.
浦和レッズ 1-2 ヴィッセル神戸
▼△▼△▼△▼ 順位表 ▼△▼△▼△▼
1位 神戸(勝点65/得失点差+29)
2位 横浜FM(勝点63/得失点差+25)
= AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場 =
3位 浦和(勝点54/得失点差+14)
4位 広島(勝点52/得失点差+10)
5位 名古屋(勝点51/得失点差+6)
6位 鹿島(勝点49/得失点差+11)
7位 C大阪(勝点49/得失点差+7)
8位 福岡(勝点48/得失点差-6)
9位 川崎F(勝点44/得失点差+2)
10位 新潟(勝点41/得失点差-5)
11位 FC東京(勝点40/得失点差-3)
12位 鳥栖(勝点37/得失点差-3)
13位 札幌(勝点37/得失点差-5)
14位 京都(勝点34/得失点差-8)
15位 G大阪(勝点34/得失点差-19)
16位 柏(勝点31/得失点差-14)
17位 湘南(勝点31/得失点差-16)
======= J2自動降格 =======
18位 横浜FC(勝点29/得失点差-25)
▼△▼△▼△▼ 試合予定 ▼△▼△▼△▼
▽第33節
・24日(金)
19:00 横浜FM vs 新潟
19:00 川崎F vs 鹿島
・25日(土)
14:00 浦和 vs 福岡
14:00 柏 vs 鳥栖
14:00 FC東京 vs 札幌
14:00 横浜FC vs 湘南
14:00 C大阪 vs 京都
14:00 神戸 vs 名古屋
14:00 広島 vs G大阪