町田が名古屋との首位攻防戦を制して勝点差"4"に広げる / F1リーグ
[2023/11/13 Mon]
10日から12日、F1リーグ 2023-2024 第20節のうち5試合が行われた。
今節で注目を集めたのは、何といっても首位ペスカドーラ町田と2位名古屋オーシャンズとの首位攻防戦。開始早々から激しいコンタクトプレーが続き、拮抗した展開が続く中、12分18秒、自陣左サイドから中央へFP清水和也がドリブルで持ち上がりながらDF3人を置き去りにすると、残るDF1人を引き寄せたところで右を駆け上がってきたFP吉川智貴へ送る。吉川は左のFP金澤空にダイレクトでパスを供給。金澤は落ち着いてゴールに流し込み、名古屋が待望の先制点を手にした。さらに畳みかける名古屋は、左CKからエアポケットのようにゴール前でフリーになっていたFPギレルマオへ浮き球が通ると、左足インサイドで丁寧に合わせたシュートは右ポストにヒットしながらもゴールに収まり、名古屋が2点のリードを手にして第1ピリオドを終えた。迎えた第2ピリオド、少し名古屋がペースダウンしたところで町田が反撃の狼煙を上げた。29分26秒、ゴールまで約10mほどで左45度付近からのFKを真横にスライドさせると、右サイドから中に走り込んだFPクレパウジ・ヴィニシウスが左足裏トラップから左足一閃。ゴール左上に豪快に蹴り込んだ。これで息を吹き返した町田は、35分7秒、累積ファウルが5つとなり、あまり強くプレスに行けなくなっていた名古屋に対して、ハーフウェイラインを越えたあたりで右サイドからFP山中翔斗がカットインして中央まで持ち込むと、ゴール前に走り込んだFP荒川勇気をめがけてDFの間を鋭いボールで切り裂く。このボールに対して、荒川は収めるのではなく胸でコースを変える選択をすると、見事にGKのタイミングをずらしてゴール右下に収まり、町田が同点に追い付いた。たまらずパワープレー(PP)を選択する名古屋に対して、全員が集中したDFで跳ね返し、PP返しのチャンスを試みる。一方、名古屋もキャプテンGK篠田龍馬が決死のダイブでゴールを死守するなど、目が離せない攻防が続く。そして、38分28秒、町田が波状攻撃を仕掛けるとキャプテンFP伊藤圭太のシュートが、軸足を滑らせて少し浮き球となったことでGK篠田のタイミングにズレを生み、ゴールネットを揺らしてとうとう町田が逆転に成功した。最後までPPでゴールを狙った名古屋だったが、2-3のまま試合終了。町田が直接対決を制して、勝点差を"4"に広げた。
今節の結果、順位表および次節の対戦カードは以下の通り。なお、15日(水)に今節の残り1試合(ボルクバレット北九州対シュライカー大阪)が予定されている。
▼△▼△▼△▼ 試合結果 ▼△▼△▼△▼
しながわシティ 0-1 湘南ベルマーレ
Y.S.C.C.横浜 2-0 立川アスレティックFC
フウガドールすみだ 3-5 バルドラール浦安
エスポラーダ北海道 2-4 バサジィ大分
名古屋オーシャンズ 2-3 ペスカドーラ町田
・15日(水)
19:00 ボルクバレット北九州 vs シュライカー大阪 /北九州
▼△▼△▼△▼ 順位表 ▼△▼△▼△▼
1位 町田(勝点46/得失点差+18)
2位 名古屋(勝点42/得失点差+30)
3位 大阪(勝点36/得失点差+6) ※1試合未消化
4位 立川(勝点34/得失点差+7)
5位 浦安(勝点32/得失点差+4)
6位 横浜(勝点30/得失点差+12)
== ファイナルシーズン上位・下位 ==
7位 大分(勝点28/得失点差+14)
8位 湘南(勝点23/得失点差-6)
9位 すみだ(勝点20/得失点差-24)
10位 しながわ(勝点19/得失点差-13)
11位 北九州(勝点17/得失点差-15) ※1試合未消化
12位 北海道(勝点15/得失点差-33)
▼△▼△▼△▼ 試合予定 ▼△▼△▼△▼
▽第21節
・12月1日(金)
18:30 浦安 vs 湘南 /浦安
19:00 横浜 vs しながわ /横浜武道館
・12月2日(土)
13:00 北海道 vs 北九州 /小樽
16:00 立川 vs 大分 /立川泉
16:30 すみだ vs 名古屋 /墨田
・12月3日(日)
15:00 大阪 vs 町田 /岸和田