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ヨルダンが韓国を下して初のファイナル進出! / AFCアジア杯

[2024/02/07 Wed]

 6日(火)、AFCアジアカップ カタール 2023 準決勝が行われ、ヨルダン代表と韓国代表が対戦した。

 この対戦カードはグループステージ(GS/グループE)第2節でも行われ、その際は2-2のドロー決着となった。そして、ヨルダンは第3節(最終節)でバーレーン代表に敗れて1勝1敗1分(勝点4)でグループ3位となるも各グループ3位の中でトップとなって2大会連続でノックアウトステージ進出を手にした。一方の韓国は第3節(最終節)でマレーシア代表と3-3のドローとなり、1勝2分(勝点5)グループ2位でGS突破を決めた。

 キックオフ直後から先にペースを掴んだのはヨルダンだった。ロングボールを効果的に使いながらフィニッシュまで持ち込むシーンを創り出していくも、韓国は運動量を活かしつつ、守備の陣形を崩すことなく、ヨルダンの攻撃を跳ね返していく。そして、29分、韓国にPKが与えられるもVARの介入によりOFR(オン・フィールド・レビュー)の結果、PKが取り消され、絶好の先制するチャンスが流れた。その後も一進一退の攻防は続き、前半はスコアレスのまま終えた。

 後半も先にちゃんを創り出したヨルダンは、53分、ピッチ中央でバックパスを狙っていたFWムサ・アル・ターマリがボールを奪って一気に加速すると、ペナルティーエリア(PA)右へ走り込んだFWヤザン・アル・ナイマトにスルーパスを送る。アル・ナイマトは飛び出してきたGKチョ・ヒョヌの位置をしっかりと見てループシュートを選択。ボールはきれいな放物線を描いてゴールに収まり、ヨルダンがとうとう先制点を手にした。追いかける展開となった韓国は流れを引き寄せようと選手交代を試みるも、中々歯車がかみ合わない。逆に、先制点を手にした後も攻撃に迷いが見られないヨルダンは、66分、先制ゴールのお膳立てをしたアル・ターマリが、今度は自らPA手前から思い切りよく左足を振り抜き、ゴールネットを揺らして追加点を決めた。4試合連続で後半アディショナルタイムにゴールを奪い、勝利を収めてきた韓国だが、ラウンド16と準々決勝で延長戦を戦った疲労からか決定的な場面を創り出せず、2-0のまま試合終了。

 ヨルダン代表が初の決勝戦進出を勝ち取った。なお、決勝戦は、10日(日)ルサイル・スタジアムで行われ、ヨルダン代表はイラン代表対カタール代表の勝者と対戦する。

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【スコア】ヨルダン代表 2-0 韓国代表
【得点者】
 1-0 53分 ヤザン・アル・ナイマト(ヨルダン)
 2-0 66分 ムサ・アル・ターマリ(ヨルダン)

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