横浜FMがアジア王者に向けて劇的な逆転で先勝 / ACL2024
[2024/05/13 Mon]
11日(土)、AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 決勝戦 ファーストレグが行われ、横浜F・マリノス(日本)とアル・アイン(アラブ首長国連邦/UAE)が対戦した。
横浜FMは準決勝で蔚山現代(韓国)とのPK戦までもつれ込む激闘を制してクラブ史上初のとなるファイナリストへと勝ち上がってきた。そして、迎えたホームでの決勝戦第1戦だったが、立ち上がり早々の12分、左サイドのスローインの流れからシュートのこぼれ球をMFムハンマド・アル・バルーシが決めてアル・アインが先制した。リードを許して攻撃的に出ざるを得なくなった横浜FMに対して、カウンターからチャンスを創り出すアル・アインが、30分、MFマティアス・パラシオスがゴールネットを揺らす。ところが、オフサイドの判定で追加点とはならず、横浜FMは胸をなでおろした。その後波状攻撃を魅せる横浜FMだが、中々ゴールを決められず、前半を0-1のまま終えた。
後半も先にリズムを掴んだのはアル・アインで、横浜FMは決定的な場面を創り出せないまま時計の針が進んだ。そして、終盤に差し掛かった72分、右サイドからのクロスボールをMF植中朝日がヘディングで合わせて、欲しかった同点ゴールを横浜FMが手にする。これで勢い付くと、続84分、またもや右サイドを崩してクロスボールを上げると、ファーサイドに流れたボールをMF宮市亮がボレーシュート。これをゴール前でMF渡辺皓太が触ってゴールネットを揺らした。しかしながら、副審のフラッグが上がり、オフワイドの判定かと思われたが、VARのチェックの結果、オンサイドが確認され、ついに横浜FMが逆転に成功した。そして、最後まで横浜FMがリードを守り切り、2-1で試合終了。
ホームで見事な逆転勝利を収めた横浜F・マリノスが、クラブ史上初となるアジア王者に向けて大きな大きな1勝を手にした。運命のセカンドレグは、25日(土)20時(日本時間25時)にアル・アイン・スタジアム(UAE)で行われる。
そして、Jリーグの中継をするDAZNは、この試合を無料配信することを発表した。これは、ファーストレグの会場(横浜国際総合競技場/日産スタジアム)で日本サッカー協会(JFA)宮本恒靖会長、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)野々村芳和チェアマンからの提案をDAZN Japan笹本裕CEOが受諾する形で実現したという。またセカンドレグの事前番組として23日(木)に配信される、元日本代表で2018年に鹿島アントラーズの一員としてACL制覇の経験を持つ内田篤人氏の番組(内田篤人のFOOTBALL TIME #183)も無料配信される。
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【スコア】横浜F・マリノス(日本) 2-1 アル・アイン(アラブ首長国連邦/UAE)
【得点者】
0-1 12分 ムハンマド・アル・バルーシ(アル・アイン)
1-1 72分 植中朝日(横浜FM)
2-1 84分 渡辺皓太(横浜FM)
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■AFCチャンピオンズリーグ(ACL) 決勝戦 セカンドレグ
日時:2024年5月25日(土)20:00キックオフ ※日本時間25:00
会場:アル・アイン・スタジアム(アラブ首長国連邦/UAE)
対戦カード:アル・アイン(UAE) vs 横浜F・マリノス(日本)
配信:DAZNおよびDAZN Freemiumにて無料配信(解説/水沼貴史氏、実況/下田恒幸氏)
その他:事前番組「内田篤人のFOOTBALL TIME #183」
放送日時:5月23日(木) ※DAZNおよびDAZN Freemiumにて無料配信