三菱重工浦和レッズレディースが現代製鉄に逆転勝利でアジア女王に! / 女子ACLプレ大会
[2024/05/13 Mon]
10日(金)、AFC Women’s Club Championship 2023 – Invitational Tournament 決勝戦が浦和駒場スタジアム(埼玉県浦和市)で行われ、三菱重工浦和レッズレディース(日本)と仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)が対戦した。
アジアサッカー連盟(AFC)が一度決勝戦を行わない決定を下したが、日本サッカー協会(JFA)と三菱重工浦和レッズレディースが試合を行わない判断の説明、ならびに決勝戦開催の再考を求めるレターをAFCに提出し、対戦予定だった仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)や大韓サッカー協会(KFA)を含めた協議の結果、最終的には日本がホストすることに手を挙げて正式に決勝戦開催が決定した。
WEリーグ連覇も目前に迫る浦和に対して、女子Kリーグで11連覇中の現代製鉄という、まさにアジア女王を決める試合に相応しい両チームの戦いは、立ち上がり13分、イ・ソヒの豪快なミドルシュートがゴールネットに突き刺さり、現代製鉄が幸先よく先制点を手にした。追いかける展開となった浦和だったが、焦ることなく流れを引き寄せると、22分、日本女子代表MF清家貴子が角度のないところから右足を振り抜き、エースの一撃ですぐに浦和がスコアをタイに戻した。これでサポータの声援にも力が入り、浦和が勢い付くと、直後の26分、右CKをニアサイドでFW島田芽依がヘディングで合わせて、わずか4分で浦和が逆転に成功し、2-1でハーフタイムを迎えた。
後半も浦和が主導権を握り、決定的なチャンスを創り出すも、フィニッシュが決まらず、1点差のまま時計が進んだ。追加点こそ奪えないものの集中した守備で浦和は現代製鉄にゴールを許さず、2-1のまま試合終了。見事な逆転勝利を収めた三菱重工浦和レッズレディースが、アジア女王の座を手にした。なお、7ゴールを決めた清家貴子が大会得点王に輝いている。
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【スコア】
三菱重工浦和レッズレディース(日本) 2-1 仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(韓国)
【得点者】
0-1 13分 イ・ソヒ(現代製鉄)
1-1 22分 清家貴子(浦和)
2-1 26分 島田芽依(浦和)