元イタリア代表で磐田でも活躍したスキラッチ氏が59歳で逝去
[2024/09/19 Thu]
イタリアメディア"ガゼッタ・デロ・スポルト"は、かつてインテルやユヴェントス、ジュビロ磐田などで活躍した元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏が59歳で逝去したことを報じた。
スキラッチ氏は、2022年に結腸がんを患っていることが明らかになり、以降は2度の手術を受けるなど闘病生活を送っていたという。そして、先日「深刻な状態でパレルモ市民病院に緊急入院した」と報じられその容態が心配されていた中、59歳という若さで帰らぬ人となってしまった。
1964年12月1日生まれのスキラッチ氏は、メッシーナ(イタリア/セリエA)でプロキャリアをスタートさせると、その後はインテル(イタリア/セリエA)、ユヴェントス(イタリア/セリエA)の名門クラブでプレーした。セリエA(イタリア)では通算120試合に出場して37ゴール12アシストをマークし、コッパ・イタリアやUEFAヨーロッパリーグ(UEL)では優勝も経験している。そして、1994年夏には磐田(Jリーグ)に入団すると、現役生活最後の2年間を日本で過ごした。磐田では公式戦通算93試合に出場して65ゴールをマークするなど驚異的な決定力で格の違いを魅せ付けた。また、1990年にデビューしたイタリア代表では、国際Aマッチ通算16試合に出場し7ゴール1アシストを記録。代表デビューしたばかりのFIFAワールドカップ イタリア 1990では、6ゴールを挙げて大会得点王に輝いてイタリア代表の3位に大きく貢献し、大会最優秀選手賞(MVP)も受賞した。