選手契約制度の大幅な改定を発表! / Jリーグ
[2024/09/25 Wed]
24日(火)、Jリーグは、選手契約制度の大幅な改定を行うことをを発表した。
同日開催された理事会において、1999年から継続してきた"プロABC契約"なるものの撤廃を含む、選手契約制度の大幅な改定を行うことを決定した。きっかけとして「約25年の間に"海外クラブとの競争"や"クラブライセンス制度の浸透"、"日本のプロスポーツの発展"等の環境変化」を挙げたうえで、クラブや日本サッカー協会(JFA)、日本プロサッカー選手会(JPFA)を含む関係各所と時間をかけて議論してきたという。そして、議論の結果、「"プロサッカー選手のステータス向上"、"Jクラブの競争環境の促進"、"海外クラブとの選手獲得競争や海外クラブ移籍による移籍金獲得額の向上への寄与"等の目的に向けて、制度の改定を実施すべきと判断」に至ったと併せて明らかにした。なお、今後の運用状況やさらなる環境変化に応じて、継続的に改定の検討を行っていくようだ。
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■改定の概要
1.プロ契約におけるABC区分を撤廃 ※2026シーズン(2026年2月1日)から
2.プロ契約締結初年度の報酬上限規制を緩和 ※2026シーズン(2026年2月1日)から
・基本報酬1,200万円(消費税別)+支度金500万円(消費税別)
3.プロ契約の基本報酬の下限を新設 ※2026/27 シーズン(2026年7月1日)から
・J1リーグ:480万円/J2リーグ:360万円/J3リーグ:240万円(いずれも消費税別)
・プロ選手の最低人数を各クラブ20名以上に設定
・18歳以下のプロ契約選手は、年俸下限の例外対象とすることもできる 。