スペインに続いてポルトガルもR16で姿を消す / FFWC
[2024/09/27 Fri]
26日(木)、FIFAフットサルワールドカップ ウズベキスタン 2024 ノックアウトステージ(ラウンド16)のうち2試合が行われた。
前回大会チャンピオンで、見事3戦全勝を収めてグループリーグを首位で通過したフットサルポルトガル代表は、得失点差で2位通過ながらグループリーグを負けなしで通過したフットサルカザフスタン代表と対戦した。前回大会の準決勝ではPK戦にもつれ込む死闘となったこの対戦カードは、今回も一進一退の拮抗した試合展開となる。その均衡を破れたのは10分23秒、カザフスタンが左サイドからのキックインをマイナス気味に中央へ戻すと、10mマーク付近からのミドルシュートをゴール右下に決めた。反撃を試みるポルトガルだが、カザフスタンGKの好セーブもあり、第1ピリオドを0-1で終えた。迎えた第2ピリオドの開始早々20分16秒、ゴール正面15m付近からのFKを思い切りよくグラウンダーでゴール前へ蹴り込むと、GKの手前でFPジッキーが左足ワンタッチでコースを変えてゴールに流し込み、ポルトガルが同点に追い付いた。すると、その後は再び一進一退の攻防で膠着状態が続く。そして、誰もが延長戦と思った第2ピリオド残り14秒(39分46秒)、左CKの流れから右へ展開してゴール前へのシュート性のボールをワンタッチでゴールに流し込み、カザフスタンが土壇場で勝ち越しを決め、1-2で試合終了。前回大会のリベンジを見事に果たしたカザフスタンが前回王者を下して準々決勝にコマを進めた。
アジアサッカー連盟(AFC)王者フットサルイラン代表は、アフリカサッカー連盟(CAF)王者モロッコ代表と対戦した。開始早々の3分34秒、イランが幸先よく先制するもモロッコがすぐさま反撃していシーソーゲームの様相を呈した。しかしながら、その後はモロッコの連続ゴールで第1ピリオドは1-4で終えた。ところが、第2ピリオドにイランが猛反撃を魅せると、立ち上がり2分で2ゴールを決めて1点差に詰め寄った。その後も攻め続けるイランだが、中々同点ゴールを奪えないまま時計は進み、球際の激しい攻防が続き、累積ファウルがお互い5つとなった。そして、残り3秒、ハーフウェイライン付近からモロッコのキックインとなり、試合終了と思われた。ところが、次のプレーでモロッコFPの腕がイランFPにヒットして、イランがVideo Support(VS)のリクエスト(レッドカードかどうか)を行う。レビューの結果、レッドカードではなかったもののファウルの判定となり、残り1秒でイランにDFKSAF(10mマークからの壁なしのFK/いわゆる第2PK)が与えられた。決まれば延長戦という中で、シュートは左ポストにヒットして跳ね返り、3-4で試合終了。劇的な幕切れとなった試合で、モロッコがベスト8進出を手にした。
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■結果
イラン(F1位) 3-4 モロッコ(E2位)
ポルトガル(E1位) 1-2 カザフスタン(D2位)
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■ラウンド16 対戦カード
・27日(金)
17:30 タイ(B2位) vs フランス(F2位)
20:00 アルゼンチン(C1位) vs クロアチア(B3位)