清水は横浜FCとの天王山でドローも長崎が敗れて自動昇格に王手! / J2リーグ
[2024/09/30 Mon]
28日(土)と29日(日)、明治安田J2リーグ 第33節が行われた。
首位清水エスパルスと勝点差1で追う2位横浜FCの天王山は、今シーズンのJ2リーグで唯一となる"THE国立DAY"という、最高の舞台となった。55,598人が駆け付けて見守る中、慎重な立ち上がりから拮抗した試合展開で、スコアレスのまま進んだ。そして後半に入り、迎えた56分、クロスボールをFW髙橋利樹がヘディングで合わせるもクロスバーにヒットしてしまう。しかしながら、そのこぼれ球をFWジョアン・パウロが押し込み、横浜FCが待望の先制点を手にした。追いかける展開となった清水だが、74分、リズミカルなパスワークから最後はシュートのこぼれ球をMF宮本航汰が押し込んでスコアをタイに戻した。そして、1-1のまま試合終了。勝点1を分け合い、残り5試合となっても優勝の行方は全くわからない状況が続いている。
3位V・ファーレン長崎は、アウェイに乗り込み4位ファジアーノ岡山との直接対決に臨んだ。直近5試合でわずか1失点と安定の守備を誇る岡山が、長崎攻撃陣に自由を与えないうえ、攻撃でも良い形でチャンスを創り出していく。しかしながら、フィニッシュを決め切れず、スコアレスのまま進んでいく。それでも、73分、右CKからニアサイドに飛び込んだMF鈴木喜丈がヘディングでコースを変えると、最後はFWルカオの強烈なヘディングシュートで岡山が先手を奪った。そして、これが決勝点となり、1-0でタイムアップ。岡山は長崎との勝点差を"5"に縮めた一方、この結果、首位清水と3位長崎の勝点差が残り5節で"12"となったため、次節にも清水の自動昇格が決まる可能性が浮上した。
また、17位大分トリニータが勝利したことにより、最下位ザスパ群馬は試合前にJ3自動降格が決まり、2019シーズン以来6シーズンぶりにJ3リーグを戦わなければならなくなった。
今節の結果、順位表および次節の対戦カードは以下の通り。
▼△▼△▼△▼ 試合結果 ▼△▼△▼△▼
ヴァンフォーレ甲府 1-2 モンテディオ山形
清水エスパルス 1-1 横浜FC
鹿児島ユナイテッドFC 3-0 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 2-0 藤枝MYFC
ブラウブリッツ秋田 2-0 徳島ヴォルティス
ファジアーノ岡山 1-0 V・ファーレン長崎
レノファ山口FC 0-1 ベガルタ仙台
いわきFC 0-0 栃木SC
ザスパ群馬 2-3 ロアッソ熊本
愛媛FC 1-2 ジェフユナイテッド千葉
▼△▼△▼△▼ 順位表 ▼△▼△▼△▼
1位 清水(勝点72/得失点差+28)
2位 横浜FC(勝点71/得失点差+37)
===== J1自動昇格 =====
3位 長崎(勝点60/得失点差+24)
4位 岡山(勝点55/得失点差+16)
5位 仙台(勝点55/得失点差+3)
6位 千葉(勝点52/得失点差+21)
==== J1昇格プレーオフ ====
7位 山形(勝点51/得失点差+9)
8位 いわき(勝点50/得失点差+12)
9位 山口(勝点47/得失点差-1)
10位 秋田(勝点45/得失点差+1)
11位 藤枝(勝点45/得失点差-12)
12位 熊本(勝点42/得失点差-8)
13位 徳島(勝点42/得失点差-9)
14位 甲府(勝点39/得失点差-3)
15位 水戸(勝点39/得失点差-9)
16位 愛媛(勝点38/得失点差-19)
17位 大分(勝点36/得失点差-13)
===== J3自動降格 =====
18位 栃木(勝点30/得失点差-23)
19位 鹿児島(勝点26/得失点差-23)
20位 群馬(勝点17/得失点差-31)
▼△▼△▼△▼ 試合予定 ▼△▼△▼△▼
▽第34節
・10月5日(土)
14:00 千葉 vs 群馬
14:00 甲府 vs 岡山
17:00 藤枝 vs いわき
・10月6日(日)
14:00 山形 vs 山口
14:00 水戸 vs 清水
14:00 栃木 vs 愛媛
14:00 横浜FC vs 鹿児島
14:00 長崎 vs 大分
14:00 熊本 vs 徳島
15:00 仙台 vs 秋田