ブラジルがアルゼンチンを下して3大会ぶり6度目の優勝 / FFWC
[2024/10/07 Mon]
6日(日)、FIFAフットサルワールドカップ ウズベキスタン 2024 決勝戦が行われ、フットサルブラジル代表とフットサルアルゼンチン代表が対戦した。
優勝を手にした2012年大会(タイ)以来の決勝戦進出となったブラジルに対して、3大会連続でのファイナリストであるアルゼンチン。南米対決となった試合は、ブラジルがファーストシュートを放ち、先にリズムを掴んだ。そして、5分47秒、左サイド奥からのFKを低弾道でファーポストへ蹴り込むと、DFを振り切ったFPフェラオが右足で合わせてゴールに流し込み、ブラジルが幸先よく先手を奪った。さらに、勢い付いたブラジルは、12分34秒、左サイドからカットインして放ったシュートが、過去に名古屋オーシャンズ(F1リーグ)でもプレーしていたFPラファにヒットしてリードを2点に広げた。一方、アルゼンチンも反撃を試みるが、ブラジルゴールを守るGKウィリアンの好セーブに遭い、2点のリードをゆるしたままハーフタイムを迎えた。
第2ピリオドに入り、攻めるしかないアルゼンチンが猛攻を仕掛けるも、GKウィリアンを中心にブラジルDF陣の牙城を中々崩しきれない。そして、33分を過ぎたころからアルゼンチンはパワープレー(PP)を選択する。それでもアルゼンチンがコーナーにボールを入れると、ブラジルはしっかりと中への折り返しに対応して跳ね返し、ゴールを奪えないまま時計が進んだ。しかしながら、38分ちょうど、シュートの跳ね返りをフライングGKを務めるFPマティアス・ロサが右足ダイレクトでゴール右に決めて、アルゼンチンが1点を返した。さらに、ブラジルの累積ファウルが5つとなり、試合の行方はわからなくなった。最後まで攻め続けたアルゼンチンだが、ゴール前をコンパクトにして不用意なファウルを避けたブラジルが1点を守り抜き、2-1で試合終了。
フットサルブラジル代表が、2012年以来3大会ぶり6度目となる優勝を手にした。なお、欧州対決となった3位決定戦は、PP返しを含む7ゴールを決めたフットサルウクライナ代表がフットサルフランス代表を下している。
そして、adidasゴールデンボール賞(大会最優秀選手賞)には、見事チームを優勝へ導いたキャプテンFPジエゴが選出され、adidasゴールデングローブ賞(大会最優秀GK賞)には7試合でわずか6失点という素晴らしいDFの中心として活躍したブラジルGKウィリアンが輝いている。なお、adidasゴールデンブーツ賞(大会得点王)は、10ゴールを決めたマルセウ(ブラジル)が手にしており、個人賞を含めてブラジルの総なめとなった。
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【スコア】フットサルブラジル代表 2-1 フットサルアルゼンチン代表
【得点者】
1-0 5分47秒 フェラオ(ブラジル)
2-0 12分34秒 ラファ・サントス(ブラジル)
2-1 38分00秒 マティアス・ロザ(アルゼンチン)
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■FIFAフットサルワールドカップ ウズベキスタン 2024
最終順位:
優勝 フットサルブラジル代表 ※3大会ぶり6度目
2位 フットサルアルゼンチン代表
3位 フットサルウクライナ代表
4位 フットサルフランス代表
個人表彰:
adidasゴールデンボール(大会最優秀選手) ジエゴ(ブラジル)
adidasシルバーボール マルロン(ブラジル)
adidasブロンズボール ロティスラフ・セメンチェンコ(ウクライナ)
adidasゴールデンブーツ(大会得点王/10ゴール) マルセウ(ブラジル)
adidasシルバーブーツ ダニール・アバクシン(ウクライナ)
adidasブロンズブーツ ケビン・アリエタ(アルゼンチン)
adidasゴールデングローブ ウィリアン(ブラジル)