ミランが"宿敵"インテルに逆転勝利で8年ぶり8度目の優勝 / 伊スーパー杯
[2025/01/07 Tue]
6日(月)、スーペルコッパ・イタリアーナ 決勝戦が行われ、昨シーズンのセリエA王者インテルとセリエA2位ミランが対戦した。
大会4連覇を狙うインテルは、準決勝でコッパ・イタリア2位のアタランタに2-0で快勝を収めて決勝戦に進んだ。一方、ミランはセルジオ・コンセイソン監督の初陣でコッパ・イタリアを制したユヴェントスとの準決勝でオウンゴールで逆転するというギリギリの戦いながらもファイナリストにコマを進め、今シーズン最初のタイトルをかけた"ミラノ・ダービー"の口火がサウジアラビアで切られた。
立ち上がりから一進一退の攻防が続くも、34分、インテルをアクシデントが襲う。MFハカン・チャルハノールがプレーを続けられなくなり、急遽MFクリスティアン・アスラニとの交代を余儀なくされた。それでも、前半アディショナルタイム1分、左サイドからの折り返しをペナルティーエリア(PA)手前で収めたFWメフディ・タレミが右へ展開して揺さぶると、FWラウタロ・マルティネスが鋭い切り返しから左足を一閃。強烈なシュートがニアサイドを射抜き、インテルが待望の先制点を手にして前半を終えた。
さらに後半の開始早々の47分、タレミがロングボールをPA内で収めると、見事なファーストタッチからゴール右下に蹴り込み、リードを広げた。2点のビハインドとなったミランだったが、その5分後、PA手前からのFKをDFテオ・エルナンデスが低弾道の強烈なシュートをゴール左に決めて1点差に詰め寄った。その後は拮抗した展開となるも、終盤に差し掛かった80分、左サイドを崩して折り返しをMFクリスティアン・プリシッチがワントラップから左足でゴール右下に流し込み、ミランがとうとう追い付いた。勢いの止まらないミランは、後半アディショナルタイム3分、スルーパスにPA右へ抜け出したFWラファエル・レオンからの折り返しをFWタミー・アブラハムが押し込んで土壇場で逆転ゴールを決めた。そして、。これが決勝点となり、2-3で試合終了。
2試合連続で劇的な逆転勝利を収めたミランが、8年ぶり8度目のスーペルコッパ・イタリアーナ制覇を成し遂げた。
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【スコア】インテル(セリエA 2023-24 優勝) 2-3 ミラン(セリエA 2023-24 2位)
【得点者】
1-0 45+1分 ラウタロ・マルティネス(インテル)
2-0 47分 メフディ・タレミ(インテル)
2-1 52分 テオ・エルナンデス(ミラン)
2-2 80分 クリスティアン・プリシッチ(ミラン)
2-3 90+3分 タミー・アブラハム(ミラン)