イングランドで初めてVAR判定を主審が会場へアナウンス、カラバオ杯準決勝で試験導入
[2025/01/10 Fri]
8日(水)、カラバオカップ 準決勝 ファーストレグが行われ、、トッテナムとリヴァプールが対戦した。
その中で、77分、スルーパスに抜け出したFWドミニク・ソランケがGKアリソンとの一対一を落ち着いて制してゴールネットを揺らした。これでトッテナムが先制したかに思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のゴールチェックの結果、ソランケがオフサイドだったことが確認され、得点は認められなかった。そして、その判定について、スチュアート・アトウェル主審がスタジアムに向けて「確認の結果、ドミニク・ソランケがオフサイドのポジションにいたことが確認された」という説明を行った。
2023年に行われたFIFA女子ワールドカップ(FWWC) オーストラリア・ニュージーランドで主審による会場アナウンスが試験的に実施されると、プレミアリーグでも今シーズン中にアナウンスを実施する予定であることが明かされた。そして、カラバオカップ 準決勝で試験的に導入されることが決定していた中で今回初めて実施され、イングランドフットボール界で初の出来事となった。
なお、主審が会場にアナウンスをするのは、主審がピッチサイドにあるモニターを確認(オン・フィールド・レビュー/OFR)した際、または得点者に偶発的なハンドがあった場合、さらにはオフサイドに関する判定が下された時に最終的な判定を発表することとなっている。