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川崎Fは4ゴールを奪って逆転、神戸はアドバンテージを生かせずR16敗退 / ACLE

[2025/03/13 Thu]

 12日(水)、AFCチャンピオンズリーグ エリート(ACLE)ノックアウトステージ ラウンド16 セカンドレグが行われた。

 リーグステージを2位で通過した川崎フロンターレ(日本)は、リーグステージ第3節(●0-2)とファーストレグ(●1-0)と同じ相手に連敗を喫した上海申花(中国)が対戦した。"3度目の正直"で逆転を狙う川崎Fが、序盤から素早いトランジション(攻守の切り替え)で流れを引き寄せていく。すると、24分、右サイドからDF佐々木旭がカットインして左足を思い切りよく振り抜くと、見事にニアを射抜いて川崎Fが幸先よく先手を奪った。2試合合計スコアで追い付いた川崎Fは、その後も攻勢を強めるもチャンスを生かせず、1-0のまま前半を終えた。

 後半に入り、上海申花が攻撃的に出るも川崎Fha粘り強い対応でゴールを守り抜き、拮抗した展開が続く。そして迎えた64分、右サイドから先制ゴールを決めた佐々木がクロスボールを送ると、FWエリソンがダイレクトボレーでゴールネットを揺らし、川崎Fが待望の追加点を奪った。すると、勢いの止まらなくなった川崎Fは、68分に左サイドからのマイナスの折り返しをFW伊藤達哉が合わせてリードを広げた。一方、上海申花も猛反撃を魅せるもGK山口瑠伊を中心とした川崎FのDFを攻略できず、逆に後半アディショナルタイム1分、マルシーニョが決めて勝負あり。4-0と完勝を収め、2試合合計スコアで4-1と見事な逆転劇を魅せた川崎Fが準々決勝進出を決めた。

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【スコア】川崎フロンターレ(日本) 4-0(2試合合計4-1) 上海申花(中国)
【得点者】
 1-0 24分 佐々木旭(川崎F)
 2-0 64分 エリソン(川崎F)
 3-0 68分 伊藤達哉(川崎F)
 4-0 90+1分 マルシーニョ(川崎F)

 Jリーグ王者としてアジア制覇に挑むヴィッセル神戸は、ホームでのファーストレグをFW大迫勇也の1ゴール1アシストで2-0と完勝した光州FC(韓国)と対戦した。立ち上がりからハイインテンシティな戦いとなり、激しい球際の攻防が目立つ。そして、18分、左サイドからのFKをPA内でMFパク・ジョンインがヘディングで合わせて光州FCが先にスコアを動かした。2試合合計スコアでリードする神戸だが、中々流れを掴めずチャンスを創り出せない。一方、光州FCも神戸のDFを崩しきれず追加点を奪えないまま1-0で前半を終えた。

 後半も光州FCがボールポゼッションを高めて主導権を握り、優位に試合を進めるも神戸は集中した粘り強いDFでしのいでいく。ところが、82分、VARの介入によりOFR(オン・フィールド・レビュー)が行われ、光州FCにPKが与えられると、FWヤシル・アサニがきっちりと決めて光州FCが待望の追加点を手にし、2試合合計スコアで追い付いた。90分を終えて2試合合計スコア2-2となり、勝負は延長戦へと突入した。

 苦しい展開が続く神戸はGK前川黛也を中心としてDF陣が踏ん張り続けるも、118分、アサニがPA手前からのミドルシュートでゴールネットを揺らし、光州FCが2試合合計スコアで勝ち越した。これが決勝点となり、セカンドレグは3-0、2試合合計スコア3-2で、光州FCがベスト8へ進出した。

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【スコア】光州FC(韓国) 3-0(2試合合計3-2) ヴィッセル神戸(日本)
【得点者】
 1-0 18分 パク・ジョンイン(光州FC)
 2-0 85分 ヤシル・アサニ(光州FC/PK)
 3-0 118分 ヤシル・アサニ(光州FC)

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