バルセロナが4ゴール快勝、パリ・サンジェルマンが逆転で先勝 / UCL
[2025/04/10 Thu]
9日(水)、UEAFAチャンピオンズリーグ(UCL) 準々決勝 ファーストレグの残り2試合が行われた。
リーグフェーズを2位で勝ち抜き、10年ぶりのUCL制覇に向けて歩みを進めるバルセロナ(スペイン)は、1996-97シーズン以来となる優勝を狙うドルトムント(ドイツ)と対戦した。先に主導権を握ったのはホームのバルセロナだが、GKグレゴール・コベルが好セーブを魅せてドルトムントも簡単にはゴールを許さない。それでも、25分、PA手前右からのFKをMFフェルミン・ロペスが右足で中へ蹴り込むと、ファーサイドのDFイニゴ・マルティネスがヘディンで折り返し、最後はFWハフィーニャが押し込んでバルセロナが均衡を破った。
バルセロナの1点リードで後半に入ると、立ち上がり早々の48分、右サイドからのクロスボールが大きくファーサイドへ蹴られる。これをハフィーニャがヘディンで折り返して左右にDFを揺さぶると、最後はFWロベルト・レヴァンドフスキが無人のゴールへ流し込み、バルセロナがリードを広げた。さらに、66分、カウンターから右サイドを崩すと、PA右角からレヴァンドフスキが豪快な右足シュートでゴールネットを揺らし、3点差として試合を決定付けた。勢いの止まらないバルセロナは、77分、ハイプレスでボールを奪うと、FWラミン・ヤマルが決めて4点目を手にした。そして、最後までドルトムントに反撃を許さず、4-0で試合終了。バルセロナが4ゴールを奪い、ベスト4進出へ大きなアドバンテージを手にした。
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【スコア】バルセロナ(スペイン) 4-0 ドルトムント(ドイツ)
【得点者】
1-0 25分 ハフィーニャ(バルセロナ)
2-0 48分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
3-0 66分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)
4-0 77分 ラミン・ヤマル(バルセロナ)
リーグ・アン4連覇を決めて欧州制覇に気分良く臨めるパリ・サンジェルマン(フランス)は、42シーズンぶりにUCLを戦うアストン・ヴィラ(イングランド)をホームに迎えた。立ち上がりはパリ・サンジェルマンがボールポゼッションを高めてリズムを掴むも、粘り強いDFからアストン・ヴィラもカウンターで反撃のスキをうかがう。すると、35分、自陣右サイドでボールを奪って持ち上がり、左サイドへ大きく展開すると、テンポの良い連係で最後はFWモーガン・ロジャーズが決めてアストン・ヴィラが先手を取った。ところが、直後の39分、右CKをショートコーナーで再開すると、逆サイドまでつないでFWデジレ・ドゥエがカットインから右足を思い切りよく振り抜いた。シュートはクロスバーにヒットしながらもゴールに収まり、パリ・サンジェルマンがすぐさま追い付いた。
同点で迎えた後半の立ち上がりの49分、自陣右サイドでボールを奪うと、素早いトランジション(攻守切替)から大きな展開で左サイドを崩すとFWフヴィチャ・クヴァラツヘリアが左足を一閃。強烈な一撃がニアサイドを射抜き、パリ・サンジェルマンが逆転に成功した。追いかける展開となったアストン・ヴィラが前のめりになる中、パリ・サンジェルマンはカウンターから追加点を狙う。しかしながら、両GKの好セーブで拮抗した試合展開が続き、このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム2分、DFヌーノ・メンデスがPA左から巧みなキックフェイントでGKエミリアーノ・マルティネスのタイミングを外して無人のゴールへ流し込み、3-1で試合終了。2シーズン連続の準決勝進出へパリ・サンジェルマンが先勝を収めた。
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【スコア】パリ・サンジェルマン(フランス) 3-1 アストン・ヴィラ(イングランド)
【得点者】
0-1 35分 モーガン・ロジャーズ(アストン・ヴィラ)
1-1 39分 デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン)
2-1 49分 フヴィチャ・クヴァラツヘリア(パリ・サンジェルマン)
3-1 90+2分 ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン)