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川崎Fがアル・アハリ・サウジに敗れて準優勝 / ACLE

[2025/05/07 Wed]

 3日(土)、AFCチャンピオンズリーグ エリート(ACLE) 決勝戦が行われ、アル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)と川崎フロンターレ(日本)が対戦した。

 準々決勝以降はサウジアラビアでのセントラル開催となり、アウェイでの戦いの上に中2日での3連戦で疲労の蓄積もあるが、あと1試合をチーム力で乗り切るほかない。一方、ホームグラウンドであるキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで、クラブ史上3度目となるファイナリストとなったアル・アハリ・サウジは万全の状態でこの試合に臨んだ。

 立ち上がりからお互いにリスクを冒さず、セーフティな展開となる中、35分、PA左角付近でボールを受けたFWガレーノが右足を思い切りよく振り抜くと、綺麗な弧を描いてゴール右上に収まり、アル・アハリ・サウジが先制した。さらに、40分を過ぎたところで、DF三浦颯太が膝を抑えてピッチを離れて、一時的に数的不利な状況となると、手薄となった右サイドを突いてPA右奥まで入り込む。そして、そこからの折り返しをゴール前へ走り込んできたMFフランク・ケシエがヘディングで合わせてゴールネットを揺らし、リードを広げた。

 2点のビハインドを負った川崎Fは、ギアを上げ、重心を前にして反撃を試みるも、アル・アハリ・サウジの堅守を攻略できないまま時計の針が進んだ。そして、前半のリードをアル・アハリ・サウジが守り切り、2-0で試合終了。

 アル・アハリ・サウジが3度目の挑戦にして悲願のアジア制覇を成し遂げた。一方、過密日程とアウェイでの連戦の中で大奮闘した川崎フロンターレだったが、昨シーズンの横浜F・マリノスに続いて日本勢は準優勝に終わった。

 また、大会最優秀選手賞(MVP)には、FWロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ・サウジ)が選出された。そして、得点王にはサウジアラビア代表FWサレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル)、最優秀GKにはセネガル代表GKエドゥアール・メンディ(アル・アハリ・サウジ)がそれぞれ選ばれている。

 そして、この結果、来シーズンのACLEに臨む日本(Jリーグ)勢が決定し、すでに出場が確定していたJ1リーグ王者ヴィッセル神戸、2位サンフレッチェ広島に、3位FC町田ゼルビアとなった。また、ACL2には、本来天皇杯王者が出場するが神戸がACLEに出場するため、4位ガンバ大阪が繰り上げ出場することも決定している。

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【スコア】アル・アハリ・サウジ 2-0 川崎フロンターレ
【得点者】
 1-0 35分 ガレーノ(アル・アハリ・サウジ)
 2-0 42分 フランク・ケシエ(アル・アハリ・サウジ)

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