日本代表(SAMURAI BLUE)がオーストラリアに16年ぶりの敗戦で予選初黒星 / FWC2026 アジア最終予選
[2025/06/06 Fri]
5日(木)、FIFAワールドカップ(FWC)2026 アジア最終予選(3次予選) グループC 第9節が行われ、日本代表(SAMURAI BLUE)がアウェイでオーストラリア代表と対戦した。
日本は、2次予選の6試合を無失点の全勝を収めると、最終予選でも6勝2分と力の差を魅せつける戦いを繰り広げてきた。そして、3試合を残して開催国を除いて一番乗りで8大会連続8度目となる本大会出場を決めた。一方のオーストラリアは、最終予選で3勝4分1敗と2位につけていて悪くないものの、4位と勝点差4で油断はできない。また、次節に3位サウジアラビアとの直接対決があり、弾みを付けたいところ。
そんな中、すでに本大会を決めた日本は最終予選で初のスタメンとなる選手を9名起用し、選手層のボトムアップを図った。それでも、立ち上がりからボールポゼッションを高めてリズムを創る日本だったが、5バックで固めたオーストラリアDFを相手に前半は攻めあぐねる時間が続き、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。
後半も日本ペースで進むものの前半からの流れは大きく変わらず、膠着状態が続いていく。交代も駆使して流れを変えようと試みるが、オーストラリアの牙城を崩しきれない。すると、このままドロー決着かと思われた終了間際の90分、右サイド高い位置からのスローインを起点にPA右奥まで切り込んでマイナスに折り返したボールをDFアジズ・ベヒッチが右足で合わせて土壇場でオーストラリアがスコアを動かした。そして、これが決勝点となり、1-0で試合終了。
勝利したオーストラリアは勝点差3をキープして次節3位サウジアラビアとの直接対決に臨むこととなり、自力での本大会出場へ王手をかけた。一方、2009年6月17日以来16年ぶりにオーストラリア代表に敗れた日本は、今大会予選を通じて初の黒星を喫している。日本は、次節10日(火)にホーム(市立吹田サッカースタジアム)でインドネシア代表と対戦する。
また、グループA2位にウズベキスタン代表が決定し、悲願の本大会初出場を決めた。さらに、グループBでは、首位に立つ韓国代表が11大会連続となる本大会出場を手にし、2位にはヨルダン代表が決定して初の本大会出場を掴み取った。
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【スコア】オーストラリア代表 1-0 日本代表(SAMURAI BLUE)
【得点者】
1-0 90分 アジズ・ベヒッチ(オーストラリア)
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■日本代表(SAMURAI BLUE)
▽スタッフ:
監督 森保 一/モリヤス ハジメ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
コーチ 名波 浩/ナナミ ヒロシ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
コーチ 齊藤 俊秀/サイトウ トシヒデ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
コーチ 前田 遼一/マエダ リョウイチ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
コーチ 長谷部 誠/ハセベ マコト(アイントラハト・フランクフルト)
フィジカルコーチ 松本 良一/マツモト リョウイチ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
GKコーチ 下田 崇/シモダ タカシ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
テクニカルスタッフ 寺門 大輔/テラカド ダイスケ(JFAテクニカルハウス)
テクニカルスタッフ 中下 征樹/ナカシタ マサキ(JFAテクニカルハウス)
テクニカルスタッフ 若林 大智/ワカバヤシ タイチ(JFAテクニカルハウス)
テクニカルスタッフ 渡邉 秀朗/ワタナベ ヒデアキ(JFAテクニカルハウス)
▽選手:
・GK
大迫 敬介/オオサコ ケイスケ(サンフレッチェ広島)
谷 晃生/タニ コウセイ(FC町田ゼルビア)
鈴木 彩艶/スズキ ザイオン(パルマ・カルチョ/イタリア)
・DF
長友 佑都/ナガトモ ユウト(FC東京)
渡辺 剛/ワタナベ ツヨシ(KAAヘント/ベルギー)
町田 浩樹/マチダ コウキ(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
瀬古 歩夢/セコ アユム(グラスホッパーCZ/スイス)
関根 大輝/セキネ ヒロキ(スタッド・ランス/フランス)
鈴木 淳之介/スズキ ジュンノスケ(湘南ベルマーレ) ☆初招集
高井 幸大/タカイ コウタ(川崎フロンターレ)
・MF/FW
遠藤 航/エンドウ ワタル(リバプールFC/イングランド)
大橋 祐紀/オオハシ ユウキ(ブラックバーン・ローヴァーズ/イングランド)
鎌田 大地/カマダ ダイチ(クリスタル・パレス/イングランド)
森下 龍矢/モリシタ リョウヤ(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
町野 修斗/マチノ シュウト(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
中村 敬斗/ナカムラ ケイト(スタッド・ランス/フランス)
佐野 海舟/サノ カイシュウ(マインツ05/ドイツ)
平河 悠/ヒラカワ ユウ(ブリストル・シティ/イングランド) ☆初招集
熊坂 光希/クマサカ コウキ(柏レイソル) ☆初招集
久保 建英/クボ タケフサ(レアル・ソシエダード/スペイン)
細谷 真大/ホソヤ マオ(柏レイソル)
鈴木 唯人/スズキ ユイト(ブレンビーIF/デンマーク)
藤田 譲瑠チマ/フジタ ジョエルチマ(シントトロイデンVV/ベルギー)
三戸 舜介/ミト シュンスケ(スパルタ・ロッテルダム/オランダ) ☆初招集
佐野 航大/サノ コウダイ(NECナイメヘン/オランダ) ☆初招集
俵積田 晃太/タワラツミダ コウタ(FC東京) ☆初招集
佐藤 龍之介/サトウ リュウノスケ(ファジアーノ岡山) ☆初招集
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■FIFAワールドカップ(FWC)2026 アジア最終予選(3次予選) ※時間はすべて現地時間
[第10節]
日時:2025年6月10日(火)19:35キックオフ
会場:市立吹田サッカースタジアム(大阪府吹田市)
対戦カード:日本代表(SAMURAI BLUE) vs インドネシア代表
TV放送:テレビ朝日系列にて地上波独占生中継(TVerにて同時配信)、DAZNにてライブ配信
▽順位表
[グループA]
1位 イラン(勝点20/得失点差+8) ☆本大会出場
2位 ウズベキスタン(勝点18/得失点差+4) ☆本大会出場
3位 アラブ首長国連邦/UAE(勝点14/得失点差+7)
4位 カタール(勝点13/得失点差-4)
5位 キルギス(勝点7/得失点差-6)
6位 朝鮮民主主義人民共和国/北朝鮮(勝点3/得失点差-9)
[グループB]
1位 韓国(勝点19/得失点差+9) ☆本大会出場
2位 ヨルダン(勝点16/得失点差+9) ☆本大会出場
3位 イラク(勝点12/得失点差-1)
4位 オマーン(勝点10/得失点差-5)
5位 パレスチナ(勝点9/得失点差-3)
6位 クウェート(勝点5/得失点差-9)
[グループC]
1位 日本(勝点20/得失点差+21) ☆本大会出場
2位 オーストラリア(勝点16/得失点差+8)
3位 サウジアラビア(勝点13/得失点差0)
4位 インドネシア(勝点12/得失点差-5)
5位 バーレーン(勝点6/得失点差-10)
6位 中国(勝点6/得失点差-14)