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日本代表(SAMURAI BLUE)はインドネシアに6ゴール完勝で締め括る / FWC2026 アジア最終予選

[2025/06/11 Wed]

 10日(火)、FIFAワールドカップ(FWC)2026 アジア最終予選(3次予選) グループC 第10節が市立吹田サッカースタジアム(大阪府吹田市)で行われ、日本代表(SAMURAI BLUE)はインドネシア代表と対戦した。

 すでに開催地を除き世界最速で本大会出場を決めた日本だが、その後サウジアラビア代表と引き分けると前節(対オーストラリア代表)は終了間際の失点で敗北を喫した。経験の少ないメンバーに入れ替えて選手層のボトムアップを図っているとはいえ、ホームで、かつ最終予選ラストマッチを白星で飾りたいところ。対するインドネシアは、グループ4位でプレーオフ進出を決めており、1938年大会(フランス)以来20大会ぶりの本大会出場(当時はオランダ領東インドとして出場)を狙う。

 立ち上がりから主導権を握る日本は、15分、MF/FW鎌田大地が左サイドへ展開すると、その折り返しを鎌田自らヘディングでゴールに流し込み、幸先よく先手を奪った。さらに、19分、左CKからデザインされたプレーでPA内へ持ち込んだゲームキャプテンMF/FW久保建英がニアへ折り返すと、このボールはGKに阻まれるもこぼれ球をMF/FW町野修斗が拾って久保へ戻す。これを巧みなダブルタッチから右足を振り抜き、ゴールネットを揺らして日本がリードを広げた。勢いの止まらない日本は、前半アディショナルタイム6分、スルーパスに抜け出した鎌田が見事なループシュートを決めての本が3点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半に入っても日本は攻撃の手を緩めず、ゴールラッシュが続く。55分、PA内左深くから町野がファーサイドへ折り返すと、MF/FW森下龍矢が右足ダイレクトボレーでゴールに蹴り込んで4点目。さらに、直後の58分、ここまで2アシストをマークしている町野が今度は左足で自らゴールを決めて5点目を奪った。そして、61分にはA代表初招集のMF/FW佐野航大がピッチに登場し、MF/FW佐野海舟との兄弟同時出場が実現した。2006年8月に行われたAFCアジアカップ 2007 予選で佐藤勇人氏と寿人氏が出場して以来となる約19年ぶりの快挙となった。また、69分に同じくA代表初招集のMF/FW佐藤龍之介が途中出場を果たし、18歳237日での日本代表デビューとなり、これまでMF香川真司(セレッソ大阪)が持つFWC最終予選最年少出場記録を更新した。メモリアルなことが続く中でも日本が攻め続けると、80分、MF/FW細谷真大がこぼれ球を押し込んで6点目を決めた。そして、最後までインドネシアに攻めさせず、6-0で試合終了。

 日本代表(SAMURAI BLUE)は、7勝2分1敗という成績でグループC1位で最終予選を終えた。また、直接対決となった3位サウジアラビア代表対2位オーストラリア代表の一戦は、FWミッチェル・デュークのヘディングシュートで逆転したオーストラリアが勝利を収め、6大会連続での本大会出場を手にした。この結果、イラン代表、ウズベキスタン代表、韓国代表、ヨルダン代表、日本代表(SAMURAI BLUE)、オーストラリア代表の6チームが本大会出場となり、アラブ首長国連邦(UAE)代表、カタール代表、イラク代表、オマーン代表、サウジアラビア代表、インドネシア代表の6チームがプレーオフ(4次予選)進出となった。

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【スコア】日本代表(SAMURAI BLUE) 6-0 インドネシア代表
【得点者】
 1-0 15分 鎌田大地(日本)
 2-0 19分 久保建英(日本)
 3-0 45+6分 鎌田大地(日本)
 4-0 55分 森下龍矢(日本)
 5-0 58分 町野修斗(日本)
 6-0 80分 細谷真大(日本)

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■日本代表(SAMURAI BLUE)
▽スタッフ:
 監督 森保 一/モリヤス ハジメ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
 コーチ 名波 浩/ナナミ ヒロシ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
 コーチ 齊藤 俊秀/サイトウ トシヒデ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
 コーチ 前田 遼一/マエダ リョウイチ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
 コーチ 長谷部 誠/ハセベ マコト(アイントラハト・フランクフルト)
 フィジカルコーチ 松本 良一/マツモト リョウイチ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
 GKコーチ 下田 崇/シモダ タカシ(JFAナショナルコーチングスタッフ)
 テクニカルスタッフ 寺門 大輔/テラカド ダイスケ(JFAテクニカルハウス)
 テクニカルスタッフ 中下 征樹/ナカシタ マサキ(JFAテクニカルハウス)
 テクニカルスタッフ 若林 大智/ワカバヤシ タイチ(JFAテクニカルハウス)
 テクニカルスタッフ 渡邉 秀朗/ワタナベ ヒデアキ(JFAテクニカルハウス)
▽選手:
・GK
 大迫 敬介/オオサコ ケイスケ(サンフレッチェ広島)
 谷 晃生/タニ コウセイ(FC町田ゼルビア)
 鈴木 彩艶/スズキ ザイオン(パルマ・カルチョ/イタリア)
・DF
 長友 佑都/ナガトモ ユウト(FC東京)
 渡辺 剛/ワタナベ ツヨシ(KAAヘント/ベルギー)
 町田 浩樹/マチダ コウキ(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
 瀬古 歩夢/セコ アユム(グラスホッパーCZ/スイス)
 関根 大輝/セキネ ヒロキ(スタッド・ランス/フランス)
 鈴木 淳之介/スズキ ジュンノスケ(湘南ベルマーレ) ☆初招集
 高井 幸大/タカイ コウタ(川崎フロンターレ)
・MF/FW
 遠藤 航/エンドウ ワタル(リバプールFC/イングランド)
 大橋 祐紀/オオハシ ユウキ(ブラックバーン・ローヴァーズ/イングランド)
 鎌田 大地/カマダ ダイチ(クリスタル・パレス/イングランド)
 森下 龍矢/モリシタ リョウヤ(レギア・ワルシャワ/ポーランド)
 町野 修斗/マチノ シュウト(ホルシュタイン・キール/ドイツ)
 中村 敬斗/ナカムラ ケイト(スタッド・ランス/フランス)
 佐野 海舟/サノ カイシュウ(マインツ05/ドイツ)
 平河 悠/ヒラカワ ユウ(ブリストル・シティ/イングランド) ☆初招集
 熊坂 光希/クマサカ コウキ(柏レイソル) ☆初招集 ※6/9に負傷離脱
 久保 建英/クボ タケフサ(レアル・ソシエダード/スペイン)
 細谷 真大/ホソヤ マオ(柏レイソル)
 鈴木 唯人/スズキ ユイト(ブレンビーIF/デンマーク)
 藤田 譲瑠チマ/フジタ ジョエルチマ(シントトロイデンVV/ベルギー)
 三戸 舜介/ミト シュンスケ(スパルタ・ロッテルダム/オランダ) ☆初招集
 佐野 航大/サノ コウダイ(NECナイメヘン/オランダ) ☆初招集
 俵積田 晃太/タワラツミダ コウタ(FC東京) ☆初招集
 佐藤 龍之介/サトウ リュウノスケ(ファジアーノ岡山) ☆初招集

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■FIFAワールドカップ(FWC)2026 アジア最終予選(3次予選)
[グループA]
 1位 イラン(勝点23/得失点差+11)
 2位 ウズベキスタン(勝点21/得失点差+7)
 ======= 本大会出場 =======
 3位 アラブ首長国連邦/UAE(勝点15/得失点差+7)
 4位 カタール(勝点13/得失点差-7)
 === プレーオフ(4次予選)出場 ===
 5位 キルギス(勝点8/得失点差-6)
 6位 朝鮮民主主義人民共和国/北朝鮮(勝点3/得失点差-12)
[グループB]
 1位 韓国(勝点22/得失点差+13)
 2位 ヨルダン(勝点16/得失点差+8)
 ======= 本大会出場 =======
 3位 イラク(勝点15/得失点差0)
 4位 オマーン(勝点11/得失点差-5)
 === プレーオフ(4次予選)出場 ===
 5位 パレスチナ(勝点10/得失点差-3)
 6位 クウェート(勝点5/得失点差-13)
[グループC]
 1位 日本(勝点23/得失点差+27)
 2位 オーストラリア(勝点19/得失点差+9)
 ======= 本大会出場 =======
 3位 サウジアラビア(勝点13/得失点差-1)
 4位 インドネシア(勝点12/得失点差-11)
 === プレーオフ(4次予選)出場 ===
 5位 バーレーン(勝点9/得失点差-13)
 6位 中国(勝点6/得失点差-11)

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