サンフレッチェ広島が柏に3ゴール快勝で3年ぶり2度目の優勝 / ルヴァン杯
[2025/11/04 Tue]
1日(土)、2025JリーグYBCルヴァンカップ プライムラウンド 決勝戦が国立競技場(東京都)で行われ、柏レイソル(J1)とサンフレッチェ広島(J1)が対戦した。
2013年以来12年ぶり3度目の優勝を狙う柏と、2022年以来3年ぶり2度目の大会制覇を目指す広島は、今シーズンの明治安田J1リーグで2度ともドロー決着に終わっており、まさに五分五分の戦い。立ち上がりは中盤のせめぎ合いで一進一退の攻防となるも、25分、右サイド奥からのスローインをMF中野就斗がゴール前へロングスローで放り込むと、GKとの競り合いに勝ったDF荒木隼人がヘディングで押し込み、広島がスコアを動かした。さらに、38分、PA手前右よりからのFKをMF東俊希が左足で直接狙うと、正確なショットがゴール右角に決まり、リードを広げた。勢いの止まらない広島は、前半終了間際のアディショナルタイム2分にも、先制点と同様の右サイド奥からロングスローでゴール前へ放り込むと、ニアポストへ走り込んだDF佐々木翔がヘディングでマイナスに落としたところを、FWジャーメイン良が左足ダイレクトボレーで豪快にゴールネットを揺らして、0-3と広島が大きなリードを手にして前半を終えた。
後半に入り、柏がボールポゼッションを高めるも持たされている印象が強く、J1リーグ最少失点を誇る広島の堅守を前にアタッキングサードへ進入できずになかなかチャンスを創り出せない。それでも、準決勝(対川崎フロンターレ)で大逆転を魅せた爆発力を信じて攻め続ける柏は、81分、PA内への縦パスを受けたFW細谷真大が左足で意地の一発を撃ち込む。しかしながら、反撃は続かず1-3で試合終了。
サンフレッチェ広島が、2022年以来3年ぶり2度目となる優勝を飾り、シーズンの開幕を告げるFUJIFILM SUPER CUP2025に続くタイトル獲得となった。また、天皇杯も決勝戦へ勝ち進んでおり、国内カップ戦2冠の可能性を残した。
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【スコア】柏レイソル(J1) 1-3 サンフレッチェ広島(J1)
【得点者】
0-1 25分 荒木隼人(広島)
0-2 38分 東俊希(広島)
0-3 45+2分 ジャーメイン良(広島)
1-3 81分 細谷真大(柏)