@スポーツ栄養って?

こんにちは。管理栄養士の吉川珠美と申します。
今日からサッカーを愛する皆さんに『サッカーのための栄養学』についてご紹介させていただきます。

「サッカーのための栄養学」って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は「キング・カズはこんなものを食べてる」とか「ワールドカップでは日本代表選手に専門のコックさんがついてた」なんて話はお耳にしたことがあるのではないでしょうか? 「だけど、俺ってプロじゃないし、サッカーだって今は趣味程度・・・」なんて思った人にこそ、このコンテンツを読んでいただきたいのです!

“スポーツ栄養”はプロの選手にだけ必要なものではありません。
例えば会社帰りに週1回、フットサルをやっているアナタ。そのフットサルの前後にどんなものを食べるかで、効率よく脂肪を燃やしたり、疲れが残らないようにできるとしたら・・・。
あるいは肉離れを起こしたり、靭帯を切ってしまったことがあるアナタ。それは足だけでなく全身の筋肉や腱が老化している証拠です。だけど食べ物でその老化を食い止め、ケガを予防できるとしたら・・・。

こんな風に、食べ物の選び方によってより脂肪が燃えたり、疲れが取れたり、身体を若々しく保てたり、ケガが予防できる。
それが“栄養によるコンディショニング”です。
もちろん、食べ物を変えるだけで劇的にヤセたり、老化を食い止めたり、ケガをなくすことはできません。コンディショニングには、ウォーミングアップやクーリングダウンなどのセルフケアも必要ですし、サッカーという激しいスポーツでは防ぐことの難しいケガもあります。
だけど、せっかくボールを蹴るなら、知らないと損することがいっぱいあるよ、というのがスポーツ栄養なのです。

だからこそサッカーを愛する皆さんには知っていて欲しいのです。 「だけど、栄養学って難しそう」って敬遠しないでくださいね。栄養学は、単なる学問ではなく“食べ方というテクニックを学ぶ”ことです。
すべてアナタ自身の身体の中で起こっていること。だからまず、何が起こっているかを感じることから始めてみましょう。

今日はいつもより調子がいいな〜♪とか、なんだか身体が重い↓↓と感じたときは、その2〜3日にどんなものを食べていたかを思い出してみてください。そうやって体調と食事のつながりを意識してみると、自分の身体に合った食べ物がわかってきたりします。

そして何よりも、皆さんにやっていただきたいことは、何かを食べるときにまず「君たちは僕の身体の材料なんだね」と食べ物に向かって心の中で語りかけてみてください。それだけで絶対に体調が変わってきます。だって、私たちの身体はすべて食べたものでできているのだから。言い換えれば今のアナタの身体はこれまで食べてきたものの結果の集大成」。そしてこれから食べるものは、未来の自分の材料なのです。

次回からはもう少し詳しく、アナタの身体の材料が何でできているのかを一緒に考えてみましょう。

Aキホンの5つの栄養素
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