@ウォーミングアップ1

はじめに、試合やトレーニングを行なう前に非常に重要で大事なのは、『ウォーミングアップ』です。
ウォーミングアップをせずにすぐにボールでドリブルやシュート、ボール回しをする習慣になっている方にも、できれば各インナーマッスルや小さな関節から大きな関節を十分に温めてしっかり伸ばし、ケガをしない体にするウォーミングアップの重要性に気付いて欲しいと思います。

さて、フットサルはきめ細かい戦術を要する競技で、身体だけでなく、特に頭脳も必要とされ、頭のウォーミングアップが大事とされています。

1. 10〜12名ぐらいでフットサルハーフコート(20m×20m)を使って、最初は自由に歩き出し、徐々にスピードを変化させていきます。
    2〜3割 → 5〜6割 → 7〜8割 → トップスピード
   サイドステップやバックステップ、動的ストレッチ、静的ストレッチを入れた後、再度走り出す。身体が温まってきたら、次は頭を使います。

2. 背中にタッチして行く動作を入れます。タッチされたら“歩きながら”から“スキップ”、“走り出す”の順番で変化させます。
   背中を他の人にタッチされるので、しっかりと周りを見て、前進方向だけでなく横や後ろなど自身が半身になる動作をしながら、
   いかに背中にタッチされず、人の背中にタッチするかを頭を使い行動していきます。
   ハーフコート内では、自身以外は全て敵になるので、個の状況判断をしっかりする為の簡単なアップになります。

3. 個人からグループのウォーミングアップへ変化させます。グループ行動で必要とされるのはコミュニケーションです。
   声や笛、手の合図を使い、2〜10人組になります。ウェアやシューズの同じ色同士などグループを決めて、早く集まったグループから
   座るようにします。グループを作れなかった者は何らかの罰ゲームなどの負荷を与えます。
   ここで、動きながら周りを見て、合図と共に判断し、声を出してコミュニケーションを取って、グループに瞬時になることが大事です。

フットサルのゲームにおいて状況判断が早く出来るように、周りの視野を確保し、たくさんの情報を得て、何をすべきかの選択肢の中から判断し実行する、というサイクルをこのウォーミングアップからトレーニングに向けて実践して欲しいと思います。

身体と頭を使い、コミュニケーションも取り、スタートが出来るようにしましょう!

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