I2vs1

今回は、数的不均衡(2vs1)での攻撃、守備のトレーニングを紹介していきます。サッカーとは環境が大きく違う点の中で、ピッチが狭いという店を考えながら行ってもらえればと思います。

まず、20m×20mのグリッド(ハーフコート)に、ゴール1個、GK1人とハーフウェイラインの左右、中央の3ヶ所に位置します。
GKからハーフウェイラインの3人の誰かにスローされてスタートします。
 @中央の選手がボールを受けたら、左右どちらかの選手にパスをして守備に回る。
 Aサイド(左右)の選手がボールを受けたら、その場にボールを止めて守備に回り、中央の選手がそのボールに関わりに行く。
ことで2vs1が始まります。

ポイントは、攻撃側は数的有利のため、時間をかけずに素早く相手ゴールを目指すことです。
そのためには、ボール保持者は、相手守備者の位置を見て、パスなのか、ドリブルなのかを判断しなければなりません。パスならば、優先順位の高い縦パスは難しいため、斜めのパスを意識しながら、運ぶドリブル、突破のドリブルを使い、シュートもしくはセカンドポストを狙ってシュートまで行くようにしてください。

守備者は、相手ボール保持者に寄って行ったり、取りに行くことで簡単にパス交換させたり、ドリブル突破されて(かわされて)GK1人しかいない状況にならないように、味方が撤退してくる時間を作ることを想定してください。さらに、相手の攻撃を遅らせて、そして反対側の選手へパスを出させないようにパスラインも管理しながら、ボール保持者をシュートコースが狭くなる縦方向に誘導してください。

ゴール前7〜8m以内になれば、ボール保持者のシュートコースへ寄せて行き、ブロックを狙います。反対側にパスを出されても、GKがカバーすることで最終的には2vs2の状況で守ることが出来ればOKです。

攻撃側は、時間をかけずに素早くフィニッシュを目指し、逆に守備側は遅らせることを意識して、認知・決断・実行を行ってください。

次回も引き続き、数的不均衡のトレーニングをご紹介いたします。

Hドリブル2 へ J3vs2 へ
前のページに戻る