今回のテーマは『パス&コントロール3』で、旋回、同一方向に動きながらのオフェンス、ディフェンスを入れてのトレーニングです。
前回までのパス&コントロールのトレーニングでは、その場かその付近でのプレーでしたが、今回は動きを入れたトレーニングなので、
認知、決断、実行 のサイクルが更に問われることになります。
1. 5人1組でボールを1球用意してください。
ハーフコート(20m×20m)に、3〜4グループになり、オフェンス4人1組で3〜4m間隔を保ちながら、その中にディフェンス1人が入ります。
ハーフコートの中心(マーカーコーンなど)を基点に各グループが右回りまたは、左回りに移動しながら、ロンド(鳥かご)を行ってください。
ディフェンスは時間ごとかオフェンスのボールを奪い、奪った人以外にパスをする、またはオフェンスがパスミスあるいはコントロールミスで交代してください。
2. ボールが回る様になればオフェンス側にボールタッチ数などの負荷を加えて
右回り、左回りを行って、ボールが回りだしたら、オフェンス側のタッチ数の制限(ワンタッチ、ツータッチなど)を入れたり、利き足だけ、利き足の反対側だけなど負荷を加えてください。
このトレーニングのポイントは、右や左に旋回しながらなので、パスの質が問われます。
足元へのパスなのか、スペースへのパスなのか。スペースへ出すときのスピードも考えなければなりません。
4人の間隔を保ちながらなので、あまり速いパスであれば間隔を保つことが難しくなり、遅いパスではディフェンスにボールを奪われることになるので、このトレーニングでは、より速く認知、決断、実行 のサイクルを行い、パスの質(スピード、アングル)やコントロールの質(次に移行しやすい)、実行する技術を高めるようにしてください。
次回は数的同数でのパス&コントロールを紹介させて頂きます。 |