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若手の海外流出にUEFA会長が「待った」

 UEFA会長レナート・ヨハンソンは、18歳以下の選手の海外クラブとの契約に歯止めをかけたいとしており、若き選手を操る代理人連に「無責任な勧誘者」との烙印を押した。
 土曜日に開かれた、スウェーデンサッカー協会年次総会でのスピーチのなかで、ヨハンソンは辛辣な言葉を残した。翌月ストラスブールで催される欧州議会で、当問題を取り上げると言うのだ。
「世間で言う、『児童誘拐』のような事態を危惧している。15歳の若者が契約を交わし、海外に出て行くというのは、両親の同意を得ていたとしても正しい行動ではない」
「彼らはまだ十分な年齢にない。上手く行かず、結局生活保護のお世話になるケースも見られる。そして代理人は全て自分たちの利益のためだけに動いている。彼らはまるで『ハメルーンの笛吹き男』といったところだ」 スウェーデンは優秀なサッカー選手の宝庫で、同国代表チームメンバーのほとんどがイングランド、ドイツ、イタリア、スペインの強豪クラブに所属している。
 だがボローニャと契約を結んだフレデリック・ハンソンを好例に、わずか15歳の選手たちの獲得競争に、海外のクラブは我先にと躍起になっている。
ヨハンソンはUEFAに対して、18歳を迎えていない選手の海外クラブとの契約を中止させることを望んでいる。
 彼は言う。UEFAは95年のボスマン判決と、EU(=欧州連合)規定とを未だに後悔し続けていると。ちなみに、前者はサッカー選手の移籍に関しての厳格な規制に終止符を打った判決で、後者は欧州のチームはEU国籍を持つ選手であれば、何人でも試合に出場させても構わないと認めた規定である。
 ヨハンソンはEU各国のスポーツ相に、EUで適用されている雇用法をUEFAでは免除してもらえるよう要望。これは有望な選手は自国で育て上げ、青天井の賃金高騰を抑制しようとする動きである。