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ディノ・バッジョ襲撃犯、刑務所行き

 地元紙によると火曜日、一人のポーランド人サポーターに6年半の懲役判決が下された。この男は1998年10月に行なわれたUEFA杯の試合中にナイフを投げ付け、パルマの選手ディノ・バッジョに重傷害を負わせる行為を行なった。
 バッジョが頭部に重傷を負ったのは、UEFA杯セカンド・ラウンド第1節ヴィスワ・クラクフ―パルマの試合中に、クラクフ・スタジアムの観客席から投げ込まれたナイフが命中したため。
 クラクフ裁判所によると、ナイフを投げた人物は20歳のパウエル・ミシェルスキで間違いのないことを、以前から検事が立証していたと言う。「テディ・ベア」の別名を持つミシェルスキは、逮捕を免れようと警察官へ贈賄を計り有罪、52 人の警官が負傷した別の試合で暴動に加わり有罪と、これまでに2度の前科を持つことも分かった。
 ヨーロッパの統治組織UEFAはこの事件に伴い、ヴィスワ・クラクフの今後一年間のヨーロッパレベルでの大会への参加を禁止。6年の判決を下したということは、ポーランド裁判所はフーリガンの存在を許容しないとの態度を明確にした表れである、と裁判長は語った。
 評決は上訴されるものと思われる。