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イェレミース代表落ち

 ドイツ代表監督エルリッヒ・リベックは、同国代表チームに対し辛辣なコメントを吐いたイエンス・イェレミースを次戦のメンバーから外す措置を取ることにした。 バイエルン・ミュンヘン所属のイェレミースは、4月26日にカイザースラウテルンで行なわれるスイスとの親善試合に召集されない見通 しだ。
「スイス戦には呼ばないが、だからと言って欧州選手権のメンバーから除外するわけではない」とリベックはスポーツニュース・エージェンシーのSIDに語った。
 月曜に発行されたサッカー誌『キッカー』のインタビューにおいて、普段は柔らかな物腰のイェレミースは代表チームの様相を「見る影もない」と発言。さらにここ数年の間、その改善に向けた動きは何一つ見られないと続けた。
「前言の撤回はしないし、これ以上何も言うことなどない」代表キャップ22を持つ彼の、木曜日のチーム練習後に残した言葉だ。
 欧州選手権で平凡な試合内容を重ねるようなことがあれば非難の槍玉に上げられるリベックは、このインタビューが出版されるや直ちに、イェレミースにチームからの離脱を迫った。
 彼とは話し合いを持ち、批判は外部にさらけ出すものでないと忠告を与えたと、同監督は木曜に述べた。
「何を口に出そうと、別に止めはしない。言いたいことのある人間は、いつだって私のところに来てくれ」リベックは言う。
 貴重な戦力である26歳のイエレミースをユーロ2000に連れて行くことは、まず間違いなさそうだが…。