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ゼーラー「ドイツの優勝ない」

 元西ドイツ代表FWウーベ・ゼーラーは金曜日のインタビューで、来たる欧州選手権で自国が再び優勝できるとは考えにくいと語った。
「いいゲームをしてくれるだろうけれど、タイトルとなるとあまり触れたくないね」と、シュトゥットガルター・ツァイタン紙に語る。
63歳のゼーラーは現役時代、西ドイツ代表として72試合に出場し43得点を記録。ドイツ国民は自国の代表チームに過度の期待をかけており、今こそ「足元を見つめ直す」時期だと言う。
 ゼーラーはまた、代表監督であるエルリッヒ・リベックに対する理解が足りないとし、ここ最近の国際試合での全選手の低パフォーマンスについて、かなり気を揉んでいる。
 そしてブンデスリーガの諸クラブはと言えば、まず第一に自チームの利益を上げることに必死で、代表チームのことなど二の次。前回のW杯からというもの、全く説得力に欠ける低迷ぶりを続けているドイツだが、6月10日から7月2日にわたってベルギーとオランダで開催されるユーロ2000 では優勝候補に上がっているという。
 けれどもゼーラーは続ける。「優勝を逃す結果になったとしても、代表チームの世代交代を実行するには今がベスト。若い選手をどんどん起用すべきだ。始終チャンピオンでいられはしない」