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週間リバウドリバウド、ラツィオ移籍の噂を拒否

4月25日
今週、リバウドはブラジルに戻り、26日にはワールドカップ予選第二試合エクアドル戦でプレーする。
ブラジルは第一試合のコロンビア戦を0-0で引き分けているが、この時リバウドは背中を痛めており、試合に出場していない。したがって、26日の試合がリバウドのワールドカップ(予選)での初プレーとなるわけだ。
コロンビア戦でのリバウド不在の穴は大きかった。ブラジル代表でのリバウドは、キープレーヤーとして重要な位 置を占めている。それを如実に示しているのが、代表のルクセンブルゴ監督の発言だ。「代表の試合には、公式戦であれ親善試合であれ、リバウドが必要。クラブ(F.C.バルセロナ)側の都合に合わせるわけにはいかない」と明言している。
この代表対クラブの葛藤劇は、昨今に始まったものではない。たとえば、F.C.バルセロナはこの月曜日、スペイン国王杯の準決勝のホームでの対戦を棄権した。一軍登録選手の大多数が出身国の代表に招集された結果 、残ったメンバーはやっと11人(うち2人がGK)、試合に必要な選手が揃わなかったのが理由である(注1)。
(注1:オランダ代表に6人、ポルトガル、フィンランド、ブラジルに各1人が招集された。このほかに、ロナルド・デ・ブールとルイス・エンリケが負傷で戦列を離れている。)

リバウドは代表の試合が終了すれば、バルセロナにとんぼ返りし、今週末のリーグ戦、アウェイのアトレティコ・デ・マドリード戦に参戦することになる。
(4月22日の)セビリャ戦の後、リバウドはブラジルに向けバルセロナを出発した。このセビリャ戦では、リバウドはそれほど際立った活躍をみせていない。
先回のリーグ戦同様、リバウドのポジションは3トップ(フィーゴ、クライファート、ゼンデン)のすぐ後ろ、メディアプンタ(攻撃的MF)。後半10分にリトマネンと交替、そのまま空港に直行、ブラジルへ向かった。この試合でゴールを決めたクライファートは、現時点でF.C.バルセロナでの今季ゴール数トップに立った。累計ゴール数は、クライファート13ゴール、リバウド12ゴール、ともにリーガ・エスパニョーラの得点王争いからは遠い数字だ。
ちなみに、リーグ終了まであと四節の現在、得点王首位はサルバ(ラシン・サンタンデール)、次いでハッセルバインク(アトレティコ・マドリード)である。

ここのところ、F.C.バルセロナから移籍して出ていくのではないか、と噂が流れて、リバウドはまたニュースの中心になっている。
発端は、イタリアで数紙が報道した「来年はローマのラツィオでプレーか?」移籍金90億ペセタ(現行レートで53億円)が支払われるという。F.C.バルセロナでの現在の待遇に完全に満足してはいないものの、リバウドはこのニュースに対するコメントを発表していない。
一方、バルサはリバウドの移籍金を150億ペセタと設定、今のところはリバウドとの契約内容の見直しや、他クラブからのオファーを検討するような素振りはみせていない。一方、当件に対して声明を出したのは、リバウドの代理人、ミンゲーリャ氏だ。同氏は、リバウドがラツィオとの契約にサインした、またはラツィオへの移籍に合意した、という噂を否定する。リバウドのマネージャー役を務める氏は、次のように語った。
「リバウドは、プレーして試合に勝つことだけを考えている。もし、何らかの意思決定をするとしても、それはシーズン終了後の話。現在の彼は、自分のため、そしてクラブのためにチャンピオンズ・リーグで優勝することに集中している」

 

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