パリ
先週水曜に行われたフランス―スロベニアの一戦は、フランスが3―2と試合終了間際の得点で勝利を収めた。この試合で2ゴールを挙げたフランス代表FWダビド・トレゼゲが、フランスリーグ王者のモナコを来シーズン離れることが決定的となっている。
スロベニア戦からの帰国が遅れたため、1―2で敗れた土曜のスダン戦をGKファビアン・バルテズとともに欠場したトレゼゲだが、今シーズンは20
得点を記録。優勝を飾った前回W杯の代表メンバーの一員でもある。
トレゼゲの移籍願望を聞き付けたイングランドやスペイン、イタリアの多くのクラブが、彼に興味を示している。中でもマンチェスター・ユナイテッドは、
PSVアイントホーフェン所属のルート・ファンニステルローイ獲得が白紙に戻っただけに、何人かの候補選手のうちトレゼゲに標的を絞ったと思われる。 一方、一年前にユナイテッドが獲得に動いたバルテズは、彼らがメンバーから外れた件について、もう終わったことだとコメント。トレゼゲも報道陣にこう語っている。
「クラブは罰金を課すことだってできたのだろうけれど、敢えて咎めなかったんだ。そんなクラブを尊重していないわけがないじゃないか」「モナコでできる限りのことはやった。リーグチャンピオンにもなれたし、ワールドカップでも優勝を果
たした。次なる挑戦のときが来た」22歳のトレゼゲは話す。
元チームメートであるティエリ・アンリのアーセナルでの大活躍は、トレゼゲの耳にもしっかり入っているはず。来季イングランドでプレーするトレゼゲの姿が見られる可能性は、十二分にある。
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