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週間リバウドチャンピオンズリーグ準決勝 第1戦はバレンシアに軍配

5月3日
 リバウド、そしてF.C.バルセロナは、来る5月24日にパリで行われるチャンピオンズ・リーグ決勝戦に向け、大きく遅れをとってしまった。アウェイでの準決勝バレンシア戦で、4-1で敗北を喫したのだ。こうなった今、バルセロナが決勝に残るには、準々決勝チェルシー戦で成し遂げた、ホームでの奇跡の復活をもう一度見せてくれるほかに道はない。
 バレンシア戦でのリバウドは生彩に欠け、ゲームの流れに乗っていなかった。スペインのメディアは、“バルセロナのキープレーヤーであるフィーゴが、累積警告と負傷が重なり戦線離脱しているが、リバウドはその穴を埋めてチームの主導権を握ることができなかった”と決めつけ、彼のプレー内容が貧弱であったと書き立てた。
 これに対し、リバウドはコメントを一切差し控えた。彼の試合でのモチベーションが下がっているのではないか、と責める者たちに抗弁するよりも、謙虚な沈黙を守るほうを選んだのだ。確かに、ここ最近の試合をみていると、リバウドの調子はどうも今一つだ。自分の本来得意とするポジションでプレーしているうえ(注1)、バルセロナのファン・ハール監督が、彼のハードスケジュールを考慮して数試合休ませているのも関わらず、である。
(注1:つい最近まで、監督は3トップの左としてリバウドを起用していた。リバウドは自分の場所はメデイアプンタだ、と繰り返し主張し、一時は監督と対立関係にあった。)
 こういった状況は、今でさえ、決して良好とはいえないクラブサイドとリバウドの関係に、さらに水を差す方向にしか作用しないだろう。現在のように、プレーに集中できていないリバウドを今後も主戦力として頼りにしていくことに対し、フロントはやや懐疑的になりつつある。バレンシア戦では、リバウドのシュートトライはわずか一回であった。ボールはゴールマウスをはずれて見当違いの方向にそれてしまい、誉められたシュートではなかった。
 週末にリーグでのラーヨ・バジェカーノ戦を控えて、木曜日には選手達に休日が与えられた。次節の結果 いかんによっては、バルセロナのリーグ優勝の可能性が再び大きく遠ざかる。とはいえ、この試合で決定的な勝利をものにすれば、現在リーグ順位 トップを走るデポルティーボ・ラコルーニャの調子によっては、バルセロナが首位 に躍り出る可能性もあるのだ。この試合でのリバウド復調に期待がかかる。

 

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