ロンドン(2000年5月5日)
トッテナム・ホットスパーのイングランド代表MFダレン・アンダートンが、アキレス腱負傷のため、来月の欧州選手権の代表を辞退した。
『イブニング・スタンダード』紙によると、9月に膝の手術を行ったアンダートンは、執刀医から「来シーズンの開幕に合わせて調整したいのであれば、今夏は完全にサッカーのことは忘れ、休養を取ることが必要となる」と勧告を受けたという。
「チームのためにコンディションを万全に持って行くとなると、いろいろと不都合が生じる。EURO2000を諦めなくてはならないだろうし」―『イブニング・スタンダード』紙は、彼のコメントを掲載。
アンダートンは今シーズン残りの2試合、マンチェスター・ユナイテッド戦とサンダーランド戦には出場した上で、休養に入りたいとしている。
「問題は、シーズンも今頃になるとピッチはガタガタになっていることだ。ピッチがこんな状態では、アキレス腱の状態をますます悪くしてしまうだけの結果
になり兼ねない。そんなことになれば来シーズンの頭には間に合わないだろうから、その事態は避けたい」
さらにアンダートンは言う。「代表チームのことを考えないようにしろだなんて、それはショックな話だ。けれども僕は8月に照準を合わせることに決めたんだ。たとえケビン・キーガン(イングランド代表監督)に選ばれようとも、選手権でプレーすることでこれ以上怪我を悪化させたくない」
96年欧州選手権と98年W杯でプレーした経験を持つアンダートンだが、最近の代表には怪我のために召集されていない。
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