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週間リバウドバルセロナチャンピオンズリーグは準決勝で敗退

 リバウドはバルサを、チャンピオンズ・リーグの決勝へと導くことができなかった。彼は今シーズンも、ヨーロッパサッカー界における最高の舞台でプレーするチャンスを逃すことになる。
リバウドも、残りのメンバーも、誰一人としてバレンシアを打ち破ることができなかった。
バレンシアは絶対的な安定感を示し、終始試合の主導権をバルサに譲らなかった。とはいえ、両チーム無得点の時点で、リバウドに対してペナルティを誘うファウルがあったのではないか、という意見もある。もしこのペナルティが有効であったら、その後の試合の流れは変わっていたかもしれない。

 最終的に、リバウドはこのチャンピオン・リーグで、まずまずの成績を残した。
通算ゴール数10という数字は、同郷ブラジル人、ジャルデウ(ポルト)の11ゴールに続く第二位の記録となる。この期間中リバウドは、14試合、出場時間に換算すると計20時間30分を戦った。
試合出場回数、時間とも、これはバルサの選手の中では最高の数字だ。
バルサは今シーズンのチャンピオン・リーグで、最多のポイントを得て、最高額の賞金を獲得したチームである。こうしたリバウド個人とチーム双方の輝かしい記録にもかかわらず、パリで行われる決勝で、我々はその勇姿を見ることができないのである。その舞台では、レアル・マドリッド、バレンシアという、やはりこれもスペインの二チームが優勝を争う。

 スペインリーグでバルサに残されているのは、対レアル・ソシエダ戦、対セルタ戦の2試合のみ。
リバウドは1日体を休めた後、すぐにこれに向けての調整にとりかからなければならない。
チームはこの2試合に、今シーズン唯一のタイトル獲得への望みを賭ける。
しかし状況は厳しいのが現実だ。現在トップを行くデポルティーボは、バルサに3ポイントの差をつけている。もしかすると、今年はバルサにとって、95〜96年のシーズン以来初の無タイトル、そしてリバウドにとっては、バルサのプレーヤーとなってからはじめてのトロフィー0、という屈辱的なシーズンになってしまうかもしれない。