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マルディニがゾフを追い抜く日は、近い

ローマ(2000年5月13日)
 欧州選手権に臨むイタリア代表メンバーのうち、唯一ポジションを約束されているのがパオロ・マルディニだ。彼が代表監督であるディノ・ゾフの偉業に追い付き、そして追い越す日が刻一刻と近付いている。
 ACミランに所属する、洗練された左サイドバックのマルディニは、1998年3 月31日のユーゴとの親善試合で代表デビューを飾って以来、104キャップを記録。
 イタリア代表として彼以上のキャップを誇るのは、112試合出場のゾフしかいない。そして選手権中に32歳を迎えるマルディニだが、代表を退く様子は微塵もない。
 0―2で敗れた先月のスペインとのマッチでは、イタリア選手の中でベストプレーヤーに選ばれたマルディニ。自身の代表での並外れた経歴を、さらに 2002年W杯本大会まで増やす意向を持っているようだ。
 2002年大会後にはジャンルカ・ビアリ率いるチェルシーへの移籍も囁かれているが、キャリアの全てを過ごして来たミランを離れることはないと、彼は公然と誓っている。
 ゾフの前に代表監督を務めた父チェザレは、息子は約束を果たすことにかけては信用し得るという。

   63年に欧州カップを制覇したミランのキャプテンであった、チェザレ。85年1月の寒い午後、ウディネで16歳の息子のトップデビュー戦を観戦した後に、こう語っている。
「パオロは私よりもいい選手だ。私は片足しか使えなかったが、パオロは両足を駆使できる。それに私が16の頃は、彼よりずっと痩せていた」
 だが結局、そのシーズンは弟のピエルチェザレとともに、ユースチームで過ごさねばならなかった。
 それでも両足で巧みにボールを扱い、左サイドをスピード豊かに駆け上がるマルディニは、程なくトップチームへ昇格する。それからと言うもの、獲得したタイトルはリーグ6回、欧州カップ3回、さらにイタリアや欧州、そして世界のスーパーカップが幾度と、実に多くの栄冠に輝いている。

 所属するミランは98年W杯前の2シーズン、散々な成績に終わる。それに伴いマルディニは、古くからのチームメイトであるデメトリオ・アルベルティーニ、アレッサンドロ・コスタクルタとともに、紙上で「過去の選手」と不用論を唱えられた。
 だが代表では落ち着き払ったプレーを続け、クラブではアルベルト・ザッケローニ指揮の元で様々な困難を乗り越え、98―99シーズンに16度目のスクデットを獲得した。
 一度ピッチを離れれば鷹揚な雰囲気を醸し出し、大きな行事にも馴れっこだ。
 また、ベネズエラ人モデルのアドリアナと結婚しており、マルディニ家の血を引く一人息子のクリスチアンは、父や祖父と同じ道を歩むことになるのかもしれない。

Article contributed by internetsoccer.com


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