ミラノ(2000年5月16日)
ドイツ代表FWオリバー・ビアホフが残留に落ち着いたと、ACミランは発表している。
6月の欧州選手権では、ドイツの攻撃陣をリードするであろうビアホフ。今季は全くの期待外れの内容に終わり、放出されるのではないかとの憶測が広く飛び交っていた。
しかし、ミランのアドリアノ・ガリアーニ副会長は、32歳になるビアホフの残留を16日に発表。
「オリバーは我がクラブの鍵となる選手だ。彼は今、平静を失わず、集中すべきだ。彼には昨日、『君は来季もうちでプレーすることになる。君ほどの能力を持ったプレーヤーはそうはいない』と伝えた」とのガリアーニのコメントが、クラブの公式ウェブサイトに掲載されている。
シーズン終盤が近付くにつれ、アルベルト・ザッケローニ監督が、若手のホセ・マリをアンドリュー・シェフチェンコのパートナーとして起用するようになると、ビアホフは出場機会を失った。
それでも、4―0で勝利した14日のウディネーゼとの最終戦に出場。1ゴールを記録し、サン・シーロ・スタジアムに詰めかけた観衆から大きな喝采を受けた。
セリエBのアスコリで頭角を現して以来、イタリアで着実に成長を続けて来たが、今シーズンはわずか11ゴールに終わった。これはウディネーゼとミランでのここ5シーズンで、最低の数字である。
ビアホフの得点能力はこんなものではないと、ガリアーニは感じている。「彼は自分が得点できないときであっても、ほかの選手をフリーにし、得点させることができる」という。
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