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週間リバウド今シーズンの出来を振り返ると…

 「僕は機械じゃない。全ての試合で奇跡を起こすなんて不可能なんだ。」(リバウド談)
5月27日、リバウドは、イングランド代表との親善マッチに出場した。
この試合では残念ながらゴールはなかったものの、特に後半ではさすが、といえるプレ−をみせていた。試合は結局1対1の引き分けで終了。ブラジル側のゴールを決めたのは、ルーキー、フランサ。リバウドが放ったコーナーキックに合わせてのシュートだった。
試合後、リバウドはバルセロナを後にし、祖国ブラジルへ向かった。ここで彼は数日間の休暇をとり、その後、来たる6月4日リマで行われるペル−戦にむけて合宿に入る。この試合は2002年ワールドカップの予選。

 ブラジルへ帰国する前、リバウドは今シーズンの出来を振り返り、以下のように分析した。
「今までのシーズンに比べて、極端に悪かったとはいえないと思う。僕は機械じゃないし、全ての試合で手品師みたいに奇跡を起こすことなんかできるわけがない。トータルで23本のゴールを決めた。バルサでの初シーズンに比べると5本、昨シーズンより6本少ない。総合的にみると最高の出来ではないけれど、チャンピオンズ・リーグでは、ジャルデウ、ラウールと並んで一番たくさん点をとった。バルサが決勝に残って、僕の1ゴールでレアル・マドリードを破っていたとしたら、今シーズンはリバウドにとって最高のシーズンだった、と評価されていただろう。そんなのフェアじゃない」

 リバウドはバルサの監督、ルイス・ファン ハ−ルの退団については、次のように語っている。
「何をやっても真っ暗だった今シーズンの責任は、僕を含めて、みんなにあると思う。でも、選手全部替えるよりも監督を1人替えるほうが、ずっと簡単なわけだ。実際、シ−ズンごとに25人の選手全部を入れ替えたクラブなんて見たことがない。サッカーはそういうものなんだ。日本でも、韓国でもそれは同じだろう。タイトルが獲れなければ、誰も満足しやしない」
そして、自分の今後は、自分ではなく周囲の出方次第であることを強調した。
「僕はただ、約束どおりの報酬を払ってほしいだけなんだ。世界中どんなクラブでも、何か問題があれば、会長が選手と向き合って解決しようとするはずなのに、ここでは違う。クラブは僕に何も言ってこない。僕は、約束を守ってほしいだけで、決してお金に執着しているわけではない」

 「リバウドは欲しいが、だからといって気違いじみたことはしないつもりだ」
セルジオ・クラノッティ(ラツィオの会長)は、リバウド獲得の意思は明確にしながらも、「我々はチャンピオンだ。戦力の補強を迫られているのは他のチームの方で、我々ではない」として、常軌を逸脱した大金を投じてまで、彼の獲得に執着するつもりはないことを表明した。
「リバウドはもう28歳。移籍金は5シーズンの契約で償還したい」とし、さらに「我々は今すぐにでもバルセロナに行って、交渉する用意ができている」と付け加えた。
だが、問題はバルサ側にある。7月下旬の会長選挙が終わらない限り、移籍交渉の担当者がはっきりしないのだ。今のところは、会長選の立候補者全員が、リバウドのバルサ残留を支持している。

 

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