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京都パープルサンガ 加茂監督解任

Byジェレミー・ウォーカー
東京(2000年6月6日)
 ファーストステージで16チーム中最下位に終わった京都サンガが、加茂周監督を解任した。
 日本代表監督を以前務めたこともある、60歳の加茂の健康状態が優れないこともあり、ヘッドコーチのゲルト・エンゲルスが後任に就任する。かつてこの二人は、今はなき横浜フリューゲルスで二人三脚で指揮を取っており、今シーズンから再び京都で共同体制を敷いていた。
 クラブは声明の中で、「ファーストステージでの成績不振および、監督の健康状態等を総合的に判断した」上で、解雇の決定を下したとしている。
 加茂はJリーグ発足から2年間フリューゲルスで采配を揮った後、94年11 月にブラジル人ファルカンの後を継いで、日本代表監督に就任。97年11月、98年ワールドカップ最終予選中に更迭、後任はコーチの岡田武史が務めることに。
 そして99年6月に京都監督の任に就くと、クロアチア・ザグレブから代表 FWの三浦知良を獲得し、1部残留を果たした。
 だが今季ファーストステージでは、15試合で勝ち点を7しか上げることができず、“安全圏”の14位 ・アビスパ福岡(勝ち点15)との差は8と開いている。セカンドステージ終了後、前後季両ステージでの勝ち点を合わせた“総勝ち点”の少ない2チームが、J2に降格となる。課された仕事が容易ではないことは、後任となったエンゲルス新監督も承知の上だ。
「わたしの目標は、チームを1部にとどまらせること。チーム再建に向けて、毎日できる限りの時間をかけ、選手やスタッフと話し合って行きたい」と、 43歳のドイツ人エンゲルスは言う。
 セカンドステージ開幕は6月24日。96年の昇格以来在籍し続ける1部残留に、京都は力を入れることになろう。
 フリューゲルス時代にエンゲルスは、奇跡を起こせることを証明してみせている。オーナーである全日空が、横浜マリノスへの吸収合併を発表した数ヵ月後の99年元旦の天皇杯で、見事優勝を飾ったのだった。
 エンゲルスはその後ジェフ市原に移ったが、99年中頃に解雇されている。