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キリンカップ代表メンバー

Byジェレミー・ウォーカー
東京(2000年6月8日)
 日本代表監督のフィリップ・トルシエは今月のキリンカップでも、森島寛晃と西澤明訓のセレッソ“ゴール量 産デュオ”へ変わらぬ信頼を寄せているようだ。
 先日のハッサン2世国王杯、世界王者フランスと2−2で引き分けた試合で、揃ってゴールを挙げた森島と西澤。キリンカップ・スロバキア戦(11日・宮城スタジアム)の17人の代表メンバーにも、仲良く名を連ねた。
 欧州でプレーする中田英寿、名波浩、城彰二の3選手は選考外とし、三浦知良、負傷中の中山雅史といったベテラン選手も、休みを取らせる意味でメンバーから外している。
 しかしセレッソの2人、キャプテンで中盤のダイナモ森島(28)と、来たる 18日に24歳となる西澤の両選手は引き続き選出、強化を図る五輪世代へ経験をもたらす役割を担う。
 第2戦のボリビア戦(18日・横浜国際総合競技場)には、トレーニングキャンプを張っている23歳以下の選手の中から、5人が追加される見込みだ。
 モロッコから帰国した6日午後、「モロッコでのパフォーマンスには大変満足している」とトルシエはコメント。
「日本のテクニック、戦術、能力をお見せすることができた。日本のサッカーがいかに進歩しているか、皆さんにもお分かりいただけたと思う。モロッコに滞在し寝食をともにすることで、サッカー選手としてだけでなく、人間としても、選手一人ひとりの成長を感じた」
 ローマ所属の中田に関しては“疲れがたまって”おり、休息が必要と判断。名波は降格の決まったベネチアから(おそらく)スペインのクラブへの移籍交渉のため、城は所属するバリャドリードで現在の期限付きから完全移籍を望んでおり、今回は選から漏れた。

スロバキア戦(11日)の代表メンバー17人は、次の通 り。

GK: 川口 能活(横浜) 楢崎 正剛(名古屋)
DF: 大岩 剛 (名古屋)中西 永輔(市原) 森岡 隆三(清水)
松田 直樹(横浜) 中澤 祐二(V川崎)中田 浩二(鹿島)
MF: 森島 寛晃(C大阪)三浦 淳宏(横浜) 伊東 輝悦(清水)
奥 大介 (磐田) 中村 俊輔(横浜) 稲本 潤一(G大阪)
FW: 西澤 明訓(C大阪)久保 竜彦(広島) 柳沢 敦 (鹿島)