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週間リバウドあるのか、ないのか、ラツィオ移籍

 退任が確定したとはいえ、7月23日までバルサの会長職にあるジュセップ・リュイス・ヌニェス氏は、リバウドの移籍問題に関し、この件が自分に一任されていたのであれば、「リバウドはすでに放出していたはずの選手」としながらも、すでに自分の決裁権限外のテーマであることを繰り返した。同氏によれば、「本人に連絡して、バルサで満足しているかどうか聞き出し、その答えいかんでは、金の準備のできたクラブからちゃんとしたオファーを持ってこいと言うつもりだった」という。さらに同氏は、リバウドとフィーゴに対してラツィオから連日のようにラブコールがあることを明かした。だが、これに関して、「私は電話口にさえ出ていない。欲しい選手がいるのなら、執行社長と話せと言っておいた」のだそう。

こうした一連の発言をまとめると、ラツィオがリバウドのパス(注1)をミミをそろえて払わない限り、バルセロナとしてはリバウドを売る気はないということになる。ところが、肝腎のパスの額がはっきりしない。ヌニェス会長によれば300億ペセタだが、リバウドの代理人、ホセ・マリア・ミンゲーリャ氏によれば、その半額の150億ペセタということになっている。いずれの言い分が正しいにせよ、莫大な金額であることに変わりない。いかに財政豊かなラツィオといえども、リバウド獲得にこれだけの額をポンと出すとは考えられない。ミンゲーリャ氏が、「リバウドは来シーズンもバルセロナだろう」と発言するのも、そのあたりに理由があるとみられる。
(注1:契約途中で移籍する場合、移籍先クラブが移籍元クラブに支払う違約金。契約書に金額が記載される。パスの金額の設定方法は、国により選手により、さまざま。)

一方、バルセロナの副会長、ジョアン・ガスパート氏は、7月23日の会長選挙に正式に立候補することを表明。先日の立候補演説で、リバウド移籍問題に触れ、「私が会長に選出されたら、リバウドもフィーゴもバルセロナに残ってもらいます」と両選手の残留を明言した。

ところで、日本でのCM撮影、TV出演などを終え、ブラジルに帰国したリバウドは、現在家族と一緒に短い休暇を楽しんでいる。6月18日から再びブラジル代表の合宿に入り、28日のウルグアイ戦に向けての調整を進める。

 

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