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週間リバウドあるのか、ないのか、ラツィオ移籍

 6月28日のウルグアイ戦に向けて、リバウドは18日に代表合宿に再合流したが、その直前にようやくとれた短い休暇中は、家族サービスに務めた。普段バルセロナで一緒に暮らす妻のロゼ、長男のリバウディーニョ、長女のタマリス、リバウディーニョより少し年上の甥のパブロ、そしてブラジルに住む4人の兄弟姉妹、リカルド、リナウド、ソラーリャ、クリスティ、母親のマルシアとともに、まさに一家勢揃いの休暇を過ごした。

 故郷の町レシフェに、リバウドは豪邸を持っているが、休暇はいつも、レシフェから25キロほど離れた貧民街にある母親の家で過ごすようにしている。正確にいうとこの街は、通 称「ジャルディン・パウリスタ」といって、ブラジルでも最も貧しい地区の一つである。少年リバウドは、14歳のときに父親をバスの轢死事故で亡くすまで、母、兄弟姉妹とここで過ごした。リバウドは5人兄弟の真ん中であった。

 息子のいるレシフェではずっと豊かな暮らしが待っているというのに、リバウドの母には、これまで暮らしてきた街と家から離れる気はない。したがって、息子が母親と一緒に休暇を過ごすためには、ここまでやって来るしかないのだ。だが、リバウド自身は里帰りをいつも楽しみにしている。

 リバウドは、豪勢な趣味に明け暮れたり、派手に外に繰り出したりするタイプではない。レシフェ一帯は海岸沿いに広がった、運河と沼地に富む湿気の多い土地である。リバウドは、他のブラジル人スター選手のように、意識的に人で溢れかえったビーチに出没して目立とうとしたり、フットバレーを楽しんだりはしない。避けられない仕事以外は、シーズン中につきまとうプレッシャーから解放されて、気のおけない仲間たちと一緒に過ごす。結局のところ、これが彼の一番の楽しみなのだ。

 

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