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J2首位決戦−コンサドーレ札幌と浦和レッズ (J2)

By ジェレミー・ウォーカー

東京
(2000年7月16日)

 J2首位決戦となった16日のコンサドーレ札幌と浦和レッズの戦いは、1―1のドローに終わった。
 しかし両チームともに、勝てなかったこと特に気にしていないようにみえる。なぜなら1部昇格の「席」は2つあり、引き分けでも3位のチームを引き離すのに十分な勝ち点は得られるからだ。

 札幌から程近い室蘭市入江運動公園陸上競技場で、10,146人の観衆をバックにホームのコンサドーレが11分、十代の若きブラジル人FWエメルソンのゴールで先制点を奪う。
 弱冠18歳のエメルソンは、今シーズン初めにサンパウロから加入したプレーヤー。ここまで19試合で21得点という得点率を誇り、チームが21試合で挙げた総得点40のうち、実に半分以上を一人でたたき出している計算になる。

 一方、日本一のサポーターグループの声援を受け、三菱自動車から多額の出資を受けるレッズは、54分にクビツァのゴールで同点に追い付く。イスラエルのマカビー・テルアビブからやって来たポーランド人のクビツァは、17試合目にしてこれが5得点目となった。
 試合は90分を終え、両者譲らず1―1のままVゴール方式の延長戦へ。しかし結局延長でも決着はつかず、それぞれ勝ち点1を手にするにとどまった。  リーグ戦40試合のうち21試合を終え、首位のコンサドーレが勝ち点53。昨シーズン最終節で決まった降格から、1年でのJ1復帰を目指す2位レッズは、同47で追う。

 目下昇格に一番近いのは、コンサドーレ。ワールドカップフランス大会で日本代表の指揮を取った、岡田武史監督のコーチング・スキルの証しといえよう。  昨年は最終節で涙を飲んだ大分トリニータが、勝ち点38で3位につける。2ポイント差で続く4位は、レッズとの埼玉ダービーが熱い大宮アルディージャとなっている。

 11チーム中最下位には、現在ASローマに所属する中田英寿の出身地でもある、山梨県を本拠とするヴァンフォーレ甲府。勝ち点はわずかに4で、10位のモンテディオ山形に11ポイント差をつけられている。
 それでもJ2には降格制度がないため、その意味で選手に重圧がかかることはない。だがファンにとってはその分、緊張と興奮の度合いが減ってしまっている。

 コンサドーレ―レッズ戦は、16日に行われた唯一のゲームであった。